経営・戦略

2026.03.16 12:30

小型店を閉鎖した米アマゾン、次は「超大型店舗」戦略へ

jetcityimage - stock.adobe.com

ベアードのシニアリサーチアナリスト、コリン・セバスチャンはウォール・ストリート・ジャーナル紙に対し、アマゾンはシカゴ地域のプライム会員のオンライン購買に関する膨大なデータを基に品揃えを行い、買い物客を呼び込むだろうと語った。「ほとんどの人は、週1回の食料品の買い出しをアマゾンではしない」と同氏は同紙に述べた。「しかし、ほとんどの人が電池や新しいHDMIケーブル、ノートパソコンは買っている」

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これほど広大な展示スペースと豊富な在庫を持つことは、アマゾンならではの強みだ。オンラインで商品を購入して期待外れだったらどうしようと躊躇している買い物客も、当日受け取りの注文を出しやすくなるだろう。気に入らなければ、その場ですぐに代替品を手に入れられるからだ。また、アマゾンの超大型店舗は、日用品を自宅の玄関先まで届けてもらうのに必要な大量の梱包材にうんざりしている消費者にとっても魅力的かもしれない。

ホールフーズ以外のアマゾンの実店舗事業は、同社自身が認めているように、これまで実験的な取り組みだった。そのコストは、同社のキャッシュフローや高収益のウェブホスティング部門が生み出す潤沢な利益と比べれば微々たるものだ。イリノイ州オーランドパークへの投資がいかに大きくても、アマゾンは再び失敗しても構わない。顧客について学んだことを他の方法で活用できれば、それでも十分に元は取れるのだ。

ウォルマート、コストコそして小売業界の同業他社は、アマゾンが通りを挟んだ近所に進出してくる見通しに、いまこの瞬間は戦々恐々としていないかもしれない。だが、彼らが細心の注意を払って見守ることは間違いないだろう。

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forbes.com 原文

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