名作映画の中に名車あり。特にクルマが活躍する映画で、あなたが好きな作品はどれだろう?
この記事では、筆者が時代を通して最高だと思う「映画で活躍したクルマ」7台をランキング形式で紹介する。読者の皆さんの意見にも興味がある。筆者の選定に同意する方もいるだろうし、異論をお持ちの方もいるだろう。しかし、筆者の判断基準は、そのクルマが単に映画に登場しているというだけではない。
クルマが本当に映画の中で伝説的な存在となるためには、作品にとってそのクルマが不可欠な要素であるだけでなく、劇中で活躍する必要がある。つまり、主人公のアクションを強調するような激走を見せなければならない。英国のスパイや、タイムトラベルする十代の若者、そして埃っぽいアメリカのハイウェイを行く無法者などと共に、スクリーンで活躍したこれらのクルマは、映画史における不滅の存在となったのだ。
誰もが認める1位:ジェームズ・ボンドのアストンマーティン
映画に登場したクルマの中で、このDB5が王様であることは疑いの余地がない。1964年公開の映画『ゴールドフィンガー』に登場したシルバーのDB5を差し置いて「映画に登場した伝説的なクルマ」ランキングを始めることなんてできない。流麗で優美、そして途方もなく上品なシルバーのDB5は、ジェームズ・ボンドの完璧な相棒となった。
助手席の乗員を車外に放り出せる射出シート、ウインカーレンズの下に隠されたマシンガン、車体後部の格納式防弾シールド、追手を妨害する煙幕やオイルの噴射装置、回転するナンバープレートなど、世界最高のスパイがあらゆる危機的状況から脱するために十分な秘密兵器を装備するこのDB5は、映画の中では単なるボンドの移動手段というだけではなく、彼のカリスマ性、自信、冷静沈着で的確な行動力を表現していた。
アストンマーティン DB5は、現在までの最新作である2021年公開の『ノー・タイム・トゥ・ダイ』を含め、これまでに8本の007シリーズ映画に登場している。今日でも、DB5は映画の中で究極的な洗練の象徴であり続けている。
悩み抜いた2位:フラックスキャパシター(時限転移装置)搭載のデロリアン
2位を決めるのは難しかった。映画『ブリット』でスティーブ・マックィーンが運転するフォード・マスタング GT ファストバックのカーチェイスは、映画史上最高だと私は信じているからだ。加えて、作中で見られるカースタントの多くを、マックィーンが自ら行ったことも、この象徴的な映画の信用を高めている。
しかし、最終的に私が2位に選んだのは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアン DMC-12だった。なぜなら、このクルマはタイムトラベル3部作に輝かしく登場するだけでなく、その存在はストーリー展開と深く関連し、主役のマーティ・マクフライが1955年、1885年、そして2015年へ移動する物語上の分岐に、ほぼすべて関わっているからだ。



