2026.05.04 11:00

映画史に刻まれた「伝説の名車」ランキング ボンドのアストンマーティンやデロリアンなど7台

アストンマーティンが25台限定で製作したジェームズ・ボンド仕様のDB5(ASTON MARTIN)

現実の世界では、デロリアンは風変わりな物議を醸すクルマであり、この映画に登場しなかったら、自動車の歴史に埋もれて忘れ去られていたに違いない。しかしマイケル・J・フォックス演じる主人公によって、このクルマのステンレス製ボディや跳ね上げ式ドア、そしてタイムトラベルを可能にするフラックスキャパシターが脚光を浴びたおかげで、デロリアン DMC-12は象徴的存在となり、私の「映画で活躍したクルマ」第2位に選ばれることになった。

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僅差の3位:史上最高のカーチェイスを演じたマスタング

『ブリット』で壮絶なカーチェイスを演じた1968年型フォード・マスタング GT ファストバック(FORD)
『ブリット』で壮絶なカーチェイスを演じた1968年型フォード・マスタング GT ファストバック(FORD)

というわけで3位は、サンフランシスコの街路で不朽の轟音を響かせたもう1台の伝説的名車、1968年公開の『ブリット』に登場するフォード マスタング GT ファストバックだ。スティーブ・マックィーンの運転で、映画史上最高の呼び声も高いカーチェイスを演じたハイランドグリーンのマスタングは、アクション映画におけるリアリティの定義を書き換えた。

音楽も、特殊効果の仕掛けもなく、フィルムに収められているのは、ただ粗野なエンジンの咆哮、タイヤスモークとスキール音、そして本物のドライビングだけ。このクルマはマックィーンのキャラクターと不可分な存在となり、寡黙なタフネスと純粋な自動車の官能を象徴している。

4位:『マッドマックス』シリーズ全体の雰囲気を作り上げたV8インターセプター

『マッドマックス』シリーズ第1作に登場したフォード ファルコン XB GT「V8インターセプター」(Sunset Boulevard/Corbis via Getty Images)
『マッドマックス』シリーズ第1作に登場したフォード ファルコン XB GT「V8インターセプター」(Sunset Boulevard/Corbis via Getty Images)

4位には、メル・ギブソンとオーストラリアを国際的な映画界で認知させたクルマと映画を選んだ。1979年公開の映画『マッドマックス』シリーズ第1作に登場したオーストラリア製のフォード ファルコン XB GT「V8インターセプター」ほど、闘志と剥き出しの生存本能を体現したクルマはほとんどない。

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粗暴で凶暴で終末的な黒一色に塗られたこのフォード車は、マックス・ロカタンスキー自身を拡張する存在となった。武器であり、生命線であり、崩壊する世界の象徴だ。ハリウッドの磨き上げられたクルマたちと異なり、この野獣のようなクルマは実在感があり、その傷跡と土埃は、暴力と忍耐で綴られた彼ら自身の物語を語っていた。このファルコンは、単なるこの映画におけるスターというだけではなく、『マッドマックス』シリーズ全体の雰囲気を作り上げたのだ。

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翻訳=日下部博一

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