マーケティング

2026.03.13 10:22

毎回アイデアを考えなくていい、SNS「シグネチャーシリーズ」のすすめ

AdobeStock

AdobeStock

SNSに投稿するたびに、毎回まったく新しいアイデアをひねり出す必要はない、と言ったらどうだろうか。

SNSマーケティングは中小企業を宣伝し、新規顧客を獲得するための強力な手段であり、新鮮なコンテンツがエンゲージメントに寄与するのは事実だ。だが、さらなるエンゲージメントを引き出し、ブランドへの信頼を築ける(しかも手間は少ない)戦術が1つある。それが「シグネチャーシリーズ」だ。その内容とビジネスでの活用方法を紹介しよう。

シグネチャーシリーズとは

シグネチャーシリーズとは、SNSチャンネルで定期的に投稿する、あなたのビジネス独自のシリーズのことだ。単一の明確なテーマを軸に構成され、通常は同じフォーマット(ショート動画、カルーセル、LinkedInニュースレターなど)で展開される。オーディエンスに価値を提供し、時間が経つにつれて、彼らは毎日または毎週、あなたからそのコンテンツが届くことを期待するようになる。

狙いは、フォロワーや顧客が、あなたのビジネスをその特定のコンテンツシリーズと結びつけて認識するようになることだ。

なぜ効果があるのか

中小企業がシグネチャーシリーズを作ることには、いくつかのメリットがある。

信頼、親近感、評判

Statistaの調査によると、SNSプラットフォームに投稿された情報を「あまり信頼していない」と答えた成人は41%で、「まったく信頼していない」は16%だった。しかし、信頼の構築は大企業にも中小企業にも不可欠だ。Sprout Socialによれば、信頼はロイヤルティの向上、顧客維持、そして顧客生涯価値の向上につながり得る。

定期的で継続性のあるコンテンツシリーズは、親近感を醸成する。そして親近感は信頼につながり得る。さらに、業界やニッチに応じて、価値の高い教育的なコンテンツや娯楽性のあるコンテンツをオーディエンスに提供することで、ブランドの評判も築ける。

SNS運用のワークフローを効率化する

あなたはおそらく多忙な事業主だろう。SNSマーケティングが重要だとわかっていても、常にアイデアを考え、投稿を作成し続ける時間はない。毎週継続的に積み上げていけるシグネチャーシリーズを作れば、毎日何を投稿すべきか悩む必要がなくなる。もちろん、さまざまな種類のコンテンツで変化をつけたくなることもあるだろう。だが、何も思い浮かばないときには、シグネチャーシリーズに頼ればいい。

一貫性はエンゲージメントにつながる

Bufferの調査によると、継続的に投稿する人は、不定期に投稿する人と比べて最大5倍のエンゲージメントを獲得している。毎日でも毎週でも、シグネチャーシリーズを続ければ、SNSプラットフォームがその一貫性を評価してエンゲージメントを高め、あなたのコンテンツを新たな人々の目に届けてくれる可能性がある。

シグネチャーシリーズの作り方

シグネチャーシリーズがビジネスにとって優れたSNSマーケティング施策になり得ることはおわかりいただけただろう。では、その作り方を紹介しよう。

  1. トピック/テーマを選ぶ。オーディエンスにとって価値があり、役立つものを選ぼう(そして、あなた自身が熟知しているものを!)。たとえば、ハウスクリーニング業者なら「5分でできる改善」を軸にしたシグネチャーシリーズを作れる。毎日、5分以内でできて家の見た目が明らかに変わる掃除のコツを1つ投稿するのだ。
  2. フォーマットを選ぶ。ここで重要なのは、容易に繰り返せて、継続可能であることだ。たとえば、カメラに向かって話す動画シリーズの「顔」になるのが苦でないならそれでもよいし、カルーセル形式を選んでもいい。
  3. シリーズに名前をつける。私が支援している金融セクターのある企業には「Weekly market update」がある(内容は、察しの通り、金融市場の最新情報だ)。
  4. 投稿頻度を決める……そして守り続ける。まずは週1回から始めるのが最も簡単かもしれない。慣れてきたり勢いがついたりしたら、毎日に切り替えることもできる。
  5. オーディエンスに参加を促す。投稿の最後には必ず、コメントや何らかの行動を促す質問やCTA(行動喚起)を入れるべきだ。これはエンゲージメントと双方向のコミュニケーションを育み、次の投稿のアイデアを得るうえでも優れた方法である。

シグネチャーシリーズは、SNSをランダムな投稿の寄せ集め(いわゆる「行き当たりばったりのマーケティング」)から、認識されやすく意義のある価値あるコンテンツへと変える。ターゲットオーディエンスに、あなたをフォローする明確な理由を与えてくれる。そして十分な一貫性を保てば、あなたから購入する明確な理由にもなるだろう。

forbes.com 原文

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事