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2026.03.13 07:00

モジタバ・ハメネイ師が「小学校爆撃への報復」誓う、ホルムズ海峡の閉鎖継続も表明

Majid Saeedi/Getty Images

Majid Saeedi/Getty Images

イラン最高指導者のモジタバ・ハメネイ師が、亡き父の後継者となって初の声明を発表。戦争で失ったすべての命、特にイランの小学校への爆撃で犠牲になった子どもたちの死に対して報復することを誓った。

また、ハメネイ師は今後もホルムズ海峡の閉鎖を戦争における「テコ」として利用し続けると述べた。

主要な石油航路であるホルムズ海峡は依然として閉鎖されたままであり、イランが機雷を敷設したとの報告もある。これにより世界の原油価格は上昇し、米国時間3月12日には再び1バレル100ドルを突破した。トランプ政権にとって特に困難な政治状況を生み出している。

ハメネイ師はまた、2月28日にイラン南部で起きた小学校への爆撃に対する報復も表明した。この攻撃については、米軍がイラン革命防衛隊(IRGC)の近隣施設を標的にした際、誤って爆撃したことを示す証拠が増えている。

ハメネイ師は、前指導者だった父が初期の攻撃でイスラエルの空爆により殺害されたことを受けて新しい最高指導者に就任した。それ以来、公の場に姿を現していないハメネイ師は、米軍基地を置く湾岸アラブ諸国に対し、基地を「できるだけ早く」閉鎖するよう促し、さもなければ「他の戦線」を開くと警告した。

ニューヨーク・タイムズは11日、ミナブの町で主に子どもなど175人が死亡したトマホーク・ミサイルによる爆撃について、米軍は、本件の責任が自国側にあるとの暫定調査結果をまとめたと匿名の情報筋の話を報じている。この誤爆の原因は、同学校が革命防衛隊の施設の一部であるとする国防情報局(DIA)の古いデータにあるとされている。当初、この爆撃についてイランを非難していたトランプは、11日に軍の調査結果について問われ、「私はその件について知らない」と記者団に語った。

世界の石油の約20%が通過するホルムズ海峡は、2月の開戦以来、事実上閉鎖された状態にある。11日に史上最大の石油備蓄放出を決めた国際エネルギー機関(IEA)はその翌日、イラン攻撃が「世界の石油市場の歴史の中で、最大の供給混乱」を引き起こしたと述べた。

ニューヨーク・タイムズの報道によると、イラン沖でタンカー2隻が攻撃されたことを受け、イラクとオマーンは12日に石油ターミナルを閉鎖した。また、11日にもホルムズ海峡とその周辺海域で少なくとも3隻の船が攻撃されている。一方、米軍は今週初め、同海峡近くでイランの機雷敷設艦を少なくとも16隻排除したと発表していた。

トランプは11日に「(ホルムズ)海峡は絶好調だ」と主張し、原油価格が1バレル100ドル以上に達した12日には、「原油価格が上がれば、我々は多額の利益を得られる」と語った。彼はまた「大統領である私にとってはるかに高い関心と重要性を持つのは、悪の帝国であるイランが核兵器を持ち、中東、そして世界を破壊するのを止めることだ」と述べた。

クリス・ライト米エネルギー長官は12日、CNBCに対し、現時点で米国にはホルムズ海峡を通過するタンカーを護衛する能力はないが、3月末までにはその準備が整う可能性があると語った。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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