楽しいはずの旅行中に病気になるのは、誰もが避けたいこと。こうすれば予防ができるという具体的な対策には、どのようなものがあるのだろうか。医師たちが挙げる、旅行中も健康でいるためのヒントとは?
手指を「常に」清潔に
米ニュージャージー州のティーネックにあるHoly Name Medical Center感染症科の科長で米国感染症学会フェロー、スーラージ・サガーは、「細菌はあらゆるところに付着しているのだという事実を無視し続けるのをやめる」べきだと話す。
「手を洗うことは、旅行中に病気にならないための『まさに最善』の方法ではないとしても、最善の方法のひとつです。手を洗うことへの注意を常に怠らずにいることが重要です」
くしゃみと咳の「仕方」に注意
「旅客機内やバスの中、電車の中といった人と人との距離が近く、狭い場所は細菌が広がり、汚染されています。風邪やインフルエンザの流行期には、特にそうなります」と語るのは、WellNow Urgent Careの最高医務責任者、ロバート・ビエンバーム。
咳をしたり、くしゃみをしたりするときには周囲に細菌や病気をまき散らすことがないよう、口や鼻をティッシュで押さえることが非常に重要だ。また、できる限り周辺の人との距離をとること、換気の良い場所にいるようにすること。
「トラベルキット」を持ち歩く
健康的なスナック類に加え、目的地に到着するまでの間、空港でも機内でも飲料水を補充し、十分な水分補給ができるようにしておくためのボトルを持っていくこと。ビエンバームは、「トイレに行ったら、必ず石鹸を使って手を洗うこと、常に手指消毒剤を携帯し、頻繁に使用すること。ドアノブや手すり、エレベーターのボタン、公共交通機関の車中のつり革などを含め、何かに触ったら、それを使って消毒することです」と説明する。
「また、多くの人が触る場所、トレイテーブルやアームレスト、旅客機や列車のシートベルトなどを拭いてきれいにするため、除菌シートを持ち歩くのもいいでしょう」
マスクをする
換気が不十分な閉鎖空間、機内やバスの中、人込み、あるいは近くに咳やくしゃみをしたり、何らかの症状があらわれている人がいる場所では、マスクを着用するのがいいだろう。
サガーはマスクの着用について、旅行中は「完全に受け入れられるべきこと」だと話す。それは、発症している人が近くにいるとき、あなたのために役立つ行動であり、あなたが発症しているときには、周囲の人たちのためになる行動だ。●



