ニューヨーク・タイムズの報道によると、米軍は、2月28日に発生したイランの小学校への爆撃で推定175人が死亡した件について、自軍が誤ってトマホーク・ミサイルで同校を攻撃したとの暫定調査結果をまとめた。この調査結果について、ドナルド・トランプ大統領は「それ(調査結果)については知らない」と発言している。
以前、本件の責任がイラン側にある可能性を示唆していたトランプは、同調査について記者から問われた際、「それ(調査結果)については知らない」と発言した。
調査結果に詳しい匿名筋がニューヨーク・タイムズに語ったところによれば、今回の誤射は国防情報局(DIA)が持つ古いデータに起因しており、このデータは爆撃された小学校が攻撃対象のイラン軍基地の一部だと示していた。
この調査結果は、イランがトマホークミサイルを保有している証拠がないにもかかわらず、イラン側の責任の可能性を示唆してきたドナルド・トランプ大統領の主張と矛盾している。
イラン南部のミナブに位置するシャジャレ・タイエベ女子小学校は、イスラム革命防衛隊(IRGC)海軍が使用する建物と同じ区画にあり、もともとは軍基地の一部だった建物に入っているとニューヨーク・タイムズは報じている。
この場所で学校がいつ開校したかは不明だが、同紙が衛星画像を調査したところ、2013年から2016年の間にIRGCの敷地と学校の間に境界壁が建設されていたことがわかった。
同紙が公開した、2018年までに撮影されたグーグルアースの画像には、敷地内に建設された遊び場とみられる場所や、青とピンクに塗られた建物の壁が映っている。
なぜDIAから米中央軍に古い情報が送られたのかは不明であり、調査は現在も継続中であると同紙は指摘している。



