経営・戦略

2026.03.16 09:15

2026年経営課題ランキング 9割が人材強化を最優先もノウハウ不足

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近年、原材料費やエネルギー価格の高騰、深刻な人手不足、そして賃上げ圧力と、企業経営を取り巻く環境は厳しさを増している。こうした山積する課題を前に、組織の持続可能性をどこに見出すべきか。帝国データバンクが実施した「企業の経営課題に関するアンケート(2026年)」の結果からは、現代の組織が優先すべき事項と、その実行を阻む深刻な障壁が鮮明になった。

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それによると、2026年に取り組むべき経営課題として、全31項目の中で「人材強化(採用、定着、育成)」が90.2%と、他の課題を大きく引き離してトップとなった。次いで、既存顧客との関係性を深める「取引深耕」が66.0%、新たな市場を求める「販路開拓」が60.5%と続く。

注目すべきは、人材不足への対応だけでなく、「業務の標準化」(58.3%)や「賃上げ・評価制度の構築」(57.6%)といった、組織運営の仕組みそのものをアップデートしようとする動きが上位に食い込んでいる点だ。労働力確保が困難な時代において、個人の能力に依存しない効率的な体制づくりと、透明性の高い評価による人材のつなぎ留めが不可欠な戦略となっている。

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文=飯島範久

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