北米

2026.03.11 07:30

米国防長官「今日が最大局面」、イラン戦の終結時期めぐり不透明感強まる

Alex Wong/Getty Images

ヘグセスは、米軍の作戦初日にあたる2月28日にイラン南部の女子学校が爆撃され、165人以上が死亡した事案について、米軍の関与を裏付ける証拠が増えている件には直接触れなかった。彼は「民間人を標的にしないよう、米国ほど細心の注意を払っている国はない(中略)調査が必要な事態が起きれば調査する(中略)何が起きたかを判断する場はオープンソースではない」と述べた。さらにヘグセスは、イラン側が「我々の攻撃を阻止するため、ロケット発射機を学校や病院に近い民間人の居住区に移動させている」と非難した。

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ベリングキャットが公開し、9日にニューヨーク・タイムズが検証した最新の動画には、米軍のトマホーク・ミサイルが学校に着弾する様子が映っている。イラン国営放送(IRIB)も、学校から回収されたとされるミサイルの破片の画像を公開した。トランプは、学校への攻撃の責任はイランにあると主張しており、9日には「他国が保有するトマホークが学校を直撃した可能性」を示唆したが、イランもイスラエルもトマホークを運用している事実は知られていない。

イラン戦争が始まって以来、トランプはこの戦争の目的と方向性についての発言を二転三転させている。当初はイラン国民が蜂起して政権を打倒することを期待すると述べていたが、軍当局はその後、イランの戦力の削ぎ落としと核計画の永久停止に重点を置いた目標を掲げている。

トランプは先日、イランに対し「無条件降伏」を要求し、次期指導者の選定に関与する意向を示した。しかし、戦闘の影響で原油価格が2022年以来の高値を記録した9日、トランプはCBSニュースに対し「戦争はほぼ完了したと考えている」「軍事的な意味で(イランに)残されたものは何もない」と語った。その後、トランプはフロリダ州で行われた共和党の集会において、戦争は今週中には終わらないが、「すぐに、もうすぐに」終結すると述べた。

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イラン女子校への凄惨な攻撃、米軍の関与裏付ける証拠が相次ぐ

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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