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2026.03.13 15:00

Web広告代理店はもう不要か、AIで中小企業の集客担う「Mega」にa16zほか複数有力VCが投資

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「創業当初、700件以上の営業電話をかけたが、その際に『代理店にウェブサイトを人質に取られた』とか、『根拠が不明瞭な成果を提示された』といった不満をよく耳にした」とペランは話す。 

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メガの顧客基盤は、デジタルマーケティングに依存しながら、これまで見落とされがちだった業種に広がっている。利用者の多くは、歯科医院、人身傷害訴訟を専門とする法律事務所、住宅サービス請負業者、医療施設といったサービス業だ。

「我々がターゲットにしているのはマーケティング担当者ではなく、事業主だ。例えば、不用品回収会社の経営者は、従業員の一人が病欠すれば、マーケティングソフトを管理している余裕などない。彼らが求めているのは顧客だ」とペランは言う。

メガによれば、同社のプラットフォームはキャンペーンを継続的に最適化することで、同じ広告予算でもおよそ20%多くの見込み客を獲得できるという。システムは数百のアカウントのパフォーマンスデータを分析するため、その改善効果はプラットフォーム全体に波及する。

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ミシガン州で4人の従業員を抱え、住宅関連サービス業を営むダリン・チェイスは、導入の効果をこう語る。「メガを導入して以来、安定して見込み客を獲得できるようになった。マーケティングの全てをメガが担ってくれるおかげで、フェイスブックの運用から解放され、他の重要なプロジェクトに集中できるようになった」。

メガの技術は、完全自律型ではない。ペランによれば、マーケティング業務の約55%は最初から最後まで自動処理される一方で、約35%は人間による確認を必要とし、残りの約10%については完全に手動での対応だという。

同社は現在、ブルックリンとモントリオールのオフィスに約34名の従業員を抱えている。現在の顧客数は500社以上で、製品リリースから10ヵ月以内に年商は1000万ドル(約15億8000万円)を突破した。

新たに調達した資金は、SEOや広告運用といった既存の領域を超え、メールキャンペーンやソーシャルメディア、さらには見込み客の選別や営業オペレーションへの展開に充当される予定だ。

forbes.com 原文

編集=朝香実

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