充電ポートが2つ装備されていることは評価したい。1つは運転席側(右ハンドル車なら車体右側)の前フェンダーに備わるJ1772規格の普通充電ポートで、自宅での充電やレベル2の公共充電スタンドを使用する際に用いる。そして反対側には、日本仕様ではCHAdeMO方式、北米仕様はテスラの「スーパーチャージャー」にも対応するNACS(北米充電規格)の急速充電ポートが備わる。これにより、どちらか一方しか装備されていないEVよりも、はるかに多くの場所で充電することが可能だ。
日産は、リーフのバッテリーパックを極寒および極暑の環境下で徹底的に試験した。電池の性能を最大限維持するための強化されたバッテリー温度管理システムに加え、冬の凍雪やシャーベット状の雪からバッテリーを保護する特殊樹脂カバーが新型リーフには採用されている。開発エンジニアたちはさらに、モーターから発生した熱を回収して車内の暖房に活用したり、普通充電時に車載充電器の発熱を利用してバッテリーを必要に応じて加温する仕組みも考え出した。寒冷時にバッテリーを適温に維持することで、リーフのドライバーはより長い距離を走行できるようになる。
「6-7(シックスセブン)」ではなく「2-3(にっさん)」
新型リーフで筆者が気に入ったことの1つは、豊富なボディカラーだ。いち推しの「ルミナスターコイズ」は、美しい青緑色に対照的なブラックのルーフが組み合わされる。日本仕様は「ディープクリムゾン」と「プリズムホワイト」も同様にブラック・ルーフとの2トーンが設定されている。他に「ディープオーシャンブルー」「ダークメタルグレー」「シェルブロンド」「ミッドナイトブラック」「プリズムホワイト」の単色が用意されている。
どういうわけか米国では最近、子供たちが数字の「6」と「7」の組み合わせに大喜びしている。一方、日産は新型リーフのいたるところに「2」と「3」を組み合わせたデザインの装飾を本気で取り入れた。縦長の長方形を並べたローマ数字の「II」と、横長の長方形を重ねた漢数字の「三」(テールランプなどは逆に漢数字の「二」とローマ数字の「III」に見える)を組み合わせたこのデザインは、日本語で「2・3」を「ニッサン」と発音することを狙ったもので、充電ポートリッド、ホイール、テールランプ、内装のアクセントなどにいくつも見ることができる。


