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2026.03.13 08:15

「落とした候補者」が資産になる 転職経験者の8割が再スカウトを歓迎する現実

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「一度落とした候補者に連絡したら、迷惑がられるのではないか」。採用現場でこうした懸念が根強くあるなか、候補者側のリアルな意識は、まったく逆の様相を示している。

採用マーケティングサービスを手掛けるDOTFINDが25〜34歳の転職経験者を対象に実施した調査で、過去に選考を受けた企業からの再スカウトについて82.8%がポジティブな印象を持つことが明らかになった。

うち「状況やタイミングによってはポジティブ」が39.5%と最多を占め、無条件に歓迎されているわけではないものの、再アプローチそのものが嫌われているわけでもない実態が浮かび上がった。

再応募の決め手は印象と体験

70%以上が過去に選考を受けた企業への再応募に前向きな意向を持ち、「応募したい」(11.5%)だけでなく、「状況によっては」「企業によっては」という条件付きの層が多数を占めた。「失われた母集団」ではなく、条件次第で動く可能性のある層として見直す余地がある。

再応募の動機として最も多かったのは「面接で得られた情報が前向きだったから」(39%)、次いで「企業に良い印象が残っているから」(34.8%)。「当時の求人条件より魅力的になったから」も25.9%と一定数を占めるが、上位2項目はいずれも条件ではなく体験や印象だ。年収や待遇を変えなくても、選考プロセスそのものの質が次の採用につながる可能性を示している。

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文=池田美樹

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