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2026.03.11 14:00

SaaSを凋落を加速させる、最適なAIモデルを選び生成するPlurality AI

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AIに最も近いところにいる多くの人は、いま聞こえてくる話は単なる見せかけの派手さではないと言うだろう。AIモデルの猛烈な進歩が示すのは、市場の気まぐれでしぼみ、消えていくような「AIバブル」の間近に私たちがいるわけではない、ということだ。

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状況は違う。そして人々もそれを感じ取っている。

すでにAIの世界に深く入り込んでいるパワーユーザーの多くは、いま見聞きしていることから、「流れに乗る」時が来たと気づき始めている。

戦争と平和

まず触れなければならないのは、Anthropic(アンソロピック)と米国防総省(DoD)をめぐる一連の騒動である。これは、Claudeなどの同種の技術が、すでにペンタゴンの技術基盤に組み込まれつつあることを示している。論争はさておき、ただ未来がどうなるかを理解したいだけなら、一部の事情通が言うように、今後はシリコンバレー、世界のテック業界、そして各国政府の間で、こうした主導権争いがさらに増える可能性が高い。米国政府だけの話ではない。いま大きく報じられているのは米国だが、どの政府でも起こりうることである。

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聞こえてくるのは、サム・アルトマンたちが、権威主義的な行き過ぎが業界全体に悪影響を及ぼしかねないという見方で足並みをそろえつつある、ということだ。これは一つの読み方にすぎないが、いまの時代の空気をよく表している。

報じられるところによれば、アルトマンは「国防総省がこれらの企業に対してDPAを持ち出して圧力をかけるべきだとは、私は個人的には思いません」と述べたという。DPAとは国防生産法(Defense Production Act)のことで、連邦政府はこの法律に基づいてこうした命令を出すことができる。

繰り返すが、この話題は今後さらに多く聞かれることになるだろう。

バイブコーダーたちの目覚め

ソフトウェア開発の世界も反応している。その一方で一般の利用者も、OpenClawが自分の代わりにさまざまなことをただ「やってくれる」と気づき始めている。

ここで、テスラとOpenAIの両方に在籍していたアンドレイ・カーパシーの発言を見てみよう。少し前に「バイブコーディング」という概念を広めた人物だ。

カーパシーは米国時間2月25日に、「プログラミングは見違えるものになりつつあります」とXに投稿した。「コンピューターが生まれて以来続いてきた、エディターにコードを打ち込む時代は終わりました。いまはAIエージェントを立ち上げ、英語で仕事を与え、その作業を並行して管理し、レビューします。最大の焦点は、抽象化のレイヤーをどこまで上っていけるかにあります。適切なツール、メモリ、指示をすべて備えた長時間稼働のオーケストレーター型Clawsを構築し、複数のCodeインスタンスを並列で生産的に管理させる──その方法を見つけ出すことです。一流の『エージェンティック・エンジニアリング』(AIエージェントを活用した開発手法)で達成できるテコの効果は、今まさに非常に大きいと感じています」

カーパシーはさらに率直に、今この瞬間の特徴の一つとして、コーディングエージェントは昨年12月以前には「機能していなかった」が、「今は機能している」と付け加えた。

次ページ > 今日のAIモデルが見せる飽くなき野心「自律性への野望(autonomy ambition)」

翻訳=酒匂寛

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