オーロラ予報に注目
3月20日の春分の日をはさんだ数週間は、年間でも指折りのオーロラ観察に適した時期となる。出現率が約2倍に高まるのだ。
春分の日に地球の自転軸(地軸)は太陽風に対して垂直になる。このとき地球の磁気圏と太陽風の磁場の境界で磁力線の再結合(磁気リコネクション)が起き、磁気圏に「裂け目」が生じて、太陽風の荷電粒子が磁気圏内に流れ込みやすくなる。この現象は「ラッセル・マクフェロン効果」と呼ばれている。
今週はオーロラ予報に注目してみてほしい。特に高緯度地域ではこの時期、中程度の太陽活動でもオーロラが出現する可能性がある。
冬の天の川
天の川といえば夏を連想する人が多いだろう。北半球では夏季に明るい銀河の中心部が見やすくなるからだ。だが、冬の天の川には、より繊細な趣がある。淡い光を帯びた星の川が夜空を横切る様子は、なんとも優美だ。
街明かりの影響の少ない場所へ行って、空が暗くなったら南~南西の方角を見よう。南から右上方へ、さらには天頂付近を通って北西の方角へと、夜空を横切るように見渡してみてほしい。
その間、冬の夜空を代表する明るい星の数々に出会うだろう。おうし座のアルデバランとプレアデス星団、ぎょしゃ座のカペラ、オリオン座の眩い星々、そして夜空で最も明るい恒星シリウスだ。ぐるりと目を転じて特徴的な「W」の字形をしたカシオペヤ座まで、冬の天の川のアーチを辿ってみよう。


