宇宙

2026.03.10 14:00

細い月の眺めを楽しもう 冬の天の川もまもなく見納め 今週の夜空

地球照を伴った細い月と木星。2024年3月14日撮影(Alan Dyer/VWPics/Universal Images Group via Getty Images)

オーロラ予報に注目

3月20日の春分の日をはさんだ数週間は、年間でも指折りのオーロラ観察に適した時期となる。出現率が約2倍に高まるのだ。

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春分の日に地球の自転軸(地軸)は太陽風に対して垂直になる。このとき地球の磁気圏と太陽風の磁場の境界で磁力線の再結合(磁気リコネクション)が起き、磁気圏に「裂け目」が生じて、太陽風の荷電粒子が磁気圏内に流れ込みやすくなる。この現象は「ラッセル・マクフェロン効果」と呼ばれている。

ポーランド・ヤンタルの浜辺から見たバルト海上空のオーロラ。2024年3月3日撮影(Shutterstock.com)
ポーランド・ヤンタルの浜辺から見たバルト海上空のオーロラ。2024年3月3日撮影(Shutterstock.com)

今週はオーロラ予報に注目してみてほしい。特に高緯度地域ではこの時期、中程度の太陽活動でもオーロラが出現する可能性がある。

冬の天の川

天の川といえば夏を連想する人が多いだろう。北半球では夏季に明るい銀河の中心部が見やすくなるからだ。だが、冬の天の川には、より繊細な趣がある。淡い光を帯びた星の川が夜空を横切る様子は、なんとも優美だ。

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街明かりの影響の少ない場所へ行って、空が暗くなったら南~南西の方角を見よう。南から右上方へ、さらには天頂付近を通って北西の方角へと、夜空を横切るように見渡してみてほしい。

冬の天の川と冬の星座たち。2022年1月、スロバキア・スピシュ地方にて撮影(Robert Barsa/IAU OAE, CC BY 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by/4.0>, via Wikimedia Commons)
冬の天の川と冬の星座たち。2022年1月、スロバキア・スピシュ地方にて撮影(Robert Barsa/IAU OAE, CC BY 4.0 , via Wikimedia Commons)

その間、冬の夜空を代表する明るい星の数々に出会うだろう。おうし座のアルデバランとプレアデス星団、ぎょしゃ座のカペラ、オリオン座の眩い星々、そして夜空で最も明るい恒星シリウスだ。ぐるりと目を転じて特徴的な「W」の字形をしたカシオペヤ座まで、冬の天の川のアーチを辿ってみよう。

forbes.com原文

翻訳・編集=荻原藤緒

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