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2026.03.10 08:00

原油急騰で世界が混乱、株価は下落し米ガソリンは3.47ドル突破

Alexi J. Rosenfeld/Getty Images

Alexi J. Rosenfeld/Getty Images

米国時間3月9日早朝、世界の原油価格は2022年以来の高値を記録した。これにより米国のガソリン価格は1ガロンあたり3.478ドルまで押し上げられている。米国とイスラエルによる対イラン戦争が収束の兆しを見せない中、ドナルド・トランプ大統領はこの価格高騰について、イランの「核の脅威」を排除するための「わずかな代償」であると示唆した。

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9日早朝、国際的な原油指標である北海ブレント先物は、6日の終値から25%以上急騰し、1バレルあたり116.71ドルを付けた。

同指標がこれほどの高水準に達したのは、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて原油価格が跳ね上がった2022年以来のことだ。

しかし、G7(主要7カ国)の財務相が石油備蓄の共同放出を協議するために電話会議を行うとフィナンシャル・タイムズが報じた後、上げ幅は縮小し、数時間後には1バレルあたり104ドルまで落ち着いた。

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米原油指標のWTI先物も一時115ドルの大台を突破したが、その後102.50ドルまで値を戻している。

ガスバディの石油分析責任者であるパトリック・デ・ハーンは、全米のガソリン平均価格が4月、あるいは「それよりも早く」4ドルに達する確率が80%に達したと警告した

フィナンシャル・タイムズの報道によれば、G7各国の財務相と国際エネルギー機関(IEA)のファティ・ビロル事務局長は、9日午前8時30分に電話会議を行い、戦略石油備蓄の協調放出について協議するという。承認されれば、IEAは多国間の戦略備蓄から3億バレルから4億バレルの石油放出を監督することになり、戦争が引き金となった価格急騰の緩和に寄与する可能性がある。同報道は、この放出量によってIEA加盟32カ国の石油総需要の約1カ月分をカバーできるとしている。

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翻訳=江津拓哉

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