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2026.03.11 07:00

新しいMacユーザーを開拓する「Neo」──10万円の良質エントリーモデル誕生

MacBookシリーズのラインナップに新しいエントリーモデルとして加わる「MacBook Neo」

ビジネスシーンでも活躍する軽量・静音設計

ビジネスシーンにおける実用性という観点では静音性が大きな武器になる。ファンレス設計により、ある程度負荷をかけても無音で動作する。内蔵バッテリーは最大16時間の連続ビデオ再生が可能とされているが、実際に筆者が試した限りではバッテリー駆動で長時間作業を支えてくれた。

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付属する20WのUSB-C電源アダプタは、スペック的にはiPhoneのチャージャーと共用もできる。荷物を最小限に抑えたいビジネスパーソンにとって効率がよいと思う。なおMacBook Neoは、最大35WまでのUSB-C電源アダプタが使える。

20WのUSB-C電源アダプタが付属する。iPhoneとアダプターを共用できることも魅力
20WのUSB-C電源アダプタが付属する。iPhoneとアダプターを共用できることも魅力

13インチのLiquid Retinaディスプレイは、同じ13インチのMacBook Airとほぼ同じ2408×1506の解像度を備え、輝度性能においては最新のM5搭載MacBook Airと同じ最大500nitsとした。表現できる色域がAirと比べてやや狭いものの、実機で確認すると色合いやコントラストのバランスはとてもよい。再生する写真・動画が不自然に感じられることはなかった。

1080p FaceTime HDカメラとビームフォーミング対応のデュアルマイクも搭載する。ビデオ会議の際には良好な映像と音声を届けてくれるだろう。

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ステレオスピーカーは本体サイドに内蔵した。M1搭載MacBook Airでは非対応だったドルビーアトモスによる空間オーディオもサポートする。しっかりとした材質のテーブルの上などにマシンを置いて、音声コンテンツ再生すれば立体的で力強いサウンドが楽しめる。エンターテインメント鑑賞にも力不足を感じない。

気になるいくつかの「課題」

一方で、プロダクトの価格を抑えるため、アップルが慎重に選別したと思われる箇所の機能と仕様、およびその課題にも触れておくべきだ。

インターフェースにはデジタルコネクタに最大10Gbpsの転送速度に対応するUSB 3系ポート(側面・奥側)と、USB 2ポート(側面・手前側)をそれぞれ1基ずつ備える。近年のMacBookでは高速データ転送に対応するUSB-C形状のThunderboltポートが標準となっているため、筆者もその環境に慣れていた。今回のテストに先立ちMacのデータ移行を行ったところ、従来よりも時間がかかり、その速度差に多少驚いた。

Magic Keyboardにはバックライトが搭載されていない。キートップやトラックパッドの打鍵感も、上位モデルに比べるとやや軽めな印象を受ける。生体認証についてもTouch IDが標準搭載されるのは512GBモデル以上に限られており、256GBモデルではパスワード入力やApple Watchによる自動解錠が基本となる点は、購入前に検討すべきポイントだ。

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編集=安井克至

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