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2026.03.11 07:00

新しいMacユーザーを開拓する「Neo」──10万円の良質エントリーモデル誕生

MacBookシリーズのラインナップに新しいエントリーモデルとして加わる「MacBook Neo」

iPhone向けのチップで十分なパフォーマンスを発揮する

MacBook Neoはライトな用途に限定した妥協の産物ではなく、既存のMacユーザーの期待にも応えうる「上質なエントリーモデル」を実現することにもこだわった成果でもある。

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ハードウェアの質感とポータビリティについては、上位モデルであるMacBook AirのDNAを色濃く受け継いでいる。本体の厚さは1.27cm、質量は約1.23kgというサイズ感は現行の13インチMacBook Airとほぼ変わらない。ビジネスバッグに入れて、軽快に持ち歩ける。

筐体には耐久性に優れたアルミニウムが採用されており、今回筆者が試したシトラスをはじめとする4色のカラーバリエーションがある。シトラスはいわゆるイエロー系だが、実機の色合いは穏やかで上品なトーンに仕上がっている。大人の男性が持ち歩いても違和感のない、洗練されたカラーリングだと思う。

さらに環境への配慮も徹底されており、筐体の60%に再生素材を使用した。これはアップル製品史上最高の再生材利用率であるという。

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バッグのノートPC用ポケットに軽々と入る
バッグのノートPC用ポケットに軽々と入る

パフォーマンスの核になるのは、iPhone 16 Proシリーズ等でも採用された「A18 Pro」チップだ。

第2世代の3ナノメートルプロセス技術で製造されたこのチップの屋台骨は、6コアのCPU、5コアのGPU、そしてAIワークフローを加速させる16コアのNeural Engineだ。

筆者が実際にMicrosoft Officeのビジネス系アプリケーション、Adobe PhotoshopやApple Creator Studioを構成するPixelmator Proなどを動かしてみたところ、緩慢さは感じなかった。ブラウザによるGoogle Workspace系アプリケーションの利用、YouTube、Netflixの視聴を試してみても、動作に力不足を感じることはなかった。

MacBook Neoは8GBのユニファイドメモリ一択のマシンであり、メモリ追加のオプションが用意されていない。この点を不安に感じていたが、M3世代のMacBook ProやMacBook Airも標準仕様のマシンはメモリが8GBユニファイドメモリだったことを考えれば、テキスト作成やウェブブラウジングを主とするユーザーにとって大きな不安要素にはならないだろう。

アップルはMacBook Neoのパフォーマンスについて、最新のIntel Core Ultra 5を搭載するPCと比較しても、ウェブブラウジングで最大50%、オンデバイスAIの処理能力では最大3倍の実力を備えていることを、本機の発表に際してアピールしている。

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編集=安井克至

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