Wikipediaの記事をランク付きのトレカ(トレーディングカード)に変えて対戦するという、Wikigacha(ウィキガチャ)という新しいブラウザーゲームがネットで人気を集めている。
その名の通り、Wikigachaというゲーム名は、「カプセルトイ」と呼ばれるランダムな玩具入りカプセルが出てくる日本の自動販売機を彷彿とさせる。これら自動販売機では、プレーヤーは硬貨と引き換えにランダムなキャラクターやアイテムを手に入れる。遊び方は、日本の“対戦型トレーディングカードゲーム”を手本にしているようだ。
Wikigachaの遊び方は?
日本語と英語で遊べるWikigachaでは、プレーヤーがクリックすると、5枚のランダムなカードが入ったデジタルのブースターパックを入手できる。各カードには、それぞれ別のWikipedia記事が記載されている。質の高い記事ほどレアカードになりやすく、そうしたカードをできるだけ多く集めるのが目的だ。品質スコアはWikiRank(ウィキランク)に基づく。WikiRankは、記事が世界でどれだけ閲覧され、引用されているかなどをもとに、Wikipedia記事の価値を測る指標だ。
筆者が最初に開けたパックには、第10回People’s Choice Awards(ピープルズ・チョイス・アワード)のカードが入っており、ランクは「C(コモン)」だった。もう1枚は、ロシアのサハ共和国にある農村集落 Khatyryk-Khomo(カティリク・ホモ)の記事で、こちらは「R(レア)」だった。これは『ポケモン トレーディングカードゲーム ポケット(ポケポケ。 Pokémon Trading Card Game Pocket)』で平均以上のカードを引いたのと同じような感覚だ。プレイを続ければ、SR(スーパーレア)、SSR(スーパースペシャルレア)、UR(ウルトラレア)、そして最高の賞品であるLR(レジェンドレア)のカードを手に入れられるかもしれない。
Wikigacha専用のサブレディットも登場
パックは1分ごとに1つ回復し、最大10個までたまる。10パック開封すると、よりレアなカードが多く入ったパックが必ず1つ手に入る。広告を見たり、結果を共有したり、Wikipediaを開いたりといったミッションを達成しても、パックを獲得できる。ソーシャルメディアでは、プレーヤーたちが自分のカードを共有し、最上位級の記事を引き当てたと自慢したり、そのあまりのランダムさを笑い合ったりしている。米国時間3月6日には、このゲーム専用のサブレディットもできた。創設モデレーターのコナー・ヤングは英国在住で、カードゲームの長年のファンでもあり、Reddit利用者に、自分が引いた中で最もレアなカードを共有するよう呼びかけている。
「これは基本プレー無料のゲームで、アプリ内課金もなければ、お金を払えば有利になる仕組みもありません」とヤングはインタビューで語った。「それが素晴らしいところです。誰にでも公平なチャンスがあります。制約になるのは運と、遊ぶために割ける時間だけです」。



