キャリア

2026.03.22 15:00

AI時代でも消えない仕事、ますます高まる「技能職」の価値

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スキルギャップを埋める

技能職の需要は伸びると見込まれているが、その成長は担い手なしには起こらない。業界がより多くの若者を惹きつけられなければ、先行きは厳しくなるとバーンズは警鐘を鳴らす。

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「技能職人材の不足は、サービス提供者のコスト上昇、需要の増加によってサービス予約や修理のスケジュールが適時に組めないこと、さらにはインフラの機能不全につながりかねない」とバーンズは言う。「文化として、地域社会のインフラ需要を満たすために、専門職の安定した層を育成し、維持することが非常に重要だ」

こうした分野に若い人材を呼び込むには、これらのキャリアの利点を強く訴える必要があるとバーンズは考えている。「技能職として働く利点には、より柔軟な勤務スケジュールの可能性、起業の機会、そして私生活でも役立つ実践的スキルの習得が含まれる。長期的には時間とお金の節約にもなる」

キャリア選択を探る若者に対して、労働市場のパートナー、自治体、教育機関が情報提供やインセンティブを提示することも役割になり得る。「これらの産業に入ることへのワクワク感をつくり出す必要がある」とバーンズは語る。

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自分に技能職は向いているか

キャリア探索はできるだけ早く始めるべきだ。子どもに早すぎる「一生の決断」を迫るためではなく、その瞬間が訪れたときに自信を持てるよう支えるためである。バーンズは、次のような問いを使って個人の強みを評価することから始めるよう助言する。

・「個人的な関わりのなかで人と接し、助けることが好きか」。「はい」なら、ヘルスケア業界のキャリアパスが向いているかもしれない、と彼は言う

・「パズルを解くことや、身体を使って何かをつくることが好きか」。その場合、建設業界のキャリアを調べてみることをバーンズは提案する

・「車に小さな不具合があると、自分でいじってしまうか」。「自動車関連のキャリアは、とりわけやりがいが大きいと感じるかもしれない」とバーンズは言う

「興味を持てそうな業界を見つけたら、その後に必要なのは少しの時間と調査だけだ」とバーンズは語る。そして必要な訓練を受ける段階に進む。

職業学校や技術学校といった高等教育機関は、貴重な基礎を提供する。その価値は、学べる技術スキルだけにとどまらない。「多くの教育提供者は、ネットワーキング、関係構築、キャリアの前進に有用なソフトスキルも学生に教えている」とバーンズは言う。

「キャリアサービスのチームは履歴書作成の支援、面接練習、雇用主との面接の調整なども行っている。そのため、在学中または修了後まもなく就業機会が得られる」

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