ドナルド・トランプ大統領は米国時間3月7日、イランが「非常に強く攻撃される」と警告し、地域での紛争拡大を示唆した。この数時間前、イランのマスード・ペゼシュキアン大統領は、紛争に関与していない近隣諸国への攻撃を停止すると述べていた。
トランプは、これまで攻撃の標的となっていなかったイラン国内の地域・集団に対して、「完全な破壊と確実な死」を検討しているとトゥルース・ソーシャルに投稿した。
AP通信によると、ペゼシュキアンは3月7日、イランが攻撃した近隣諸国に謝罪した。今後は、イランがその国々から攻撃されない限り、近隣諸国を攻撃せず、ミサイルも撃たないと付け加えた。しかしトランプの以前の要求(無条件降伏)には屈しないとし、「それは彼らが墓場まで持っていくべき夢だ」と語った。
トランプは、ペゼシュキアンの謝罪や、こうした条件付きの攻撃停止表明を自らの功績だと位置づけた。トゥルース・ソーシャルに「この約束(攻撃停止表明)は、米国とイスラエルによる容赦ない攻撃があったからこそなされたものだ」と投稿した。
ペゼシュキアンのメッセージとは裏腹に、CNNは、サウジアラビア、カタール、バーレーン、アラブ首長国連邦が3月7日にイランのドローンとミサイル攻撃を受けたと報じた。ペゼシュキアンはこれらの攻撃について、「米軍基地からの侵略」への報復だと述べている。
またCNNによると、ペゼシュキアンは「我々は祖国を守るため、最後の一滴の血まで立ち向かい、抵抗する」と述べた。Xに「我々は友好国や近隣諸国を攻撃していない。むしろ、地域内の米軍基地、施設、軍事資産を標的にしている」と投稿している。
2月下旬以降、中東の情勢は急速に激化している。米国とイスラエルがイランの標的に対する攻撃を開始し、最高指導者アリ・ハメネイ師を殺害したことで、地域全体で報復攻撃が引き起こされた。トランプはイランに対して強硬な姿勢を取っており、イランが「無条件降伏」に同意しない限り、紛争を終わらせるための交渉はないと述べた。ロイターは、イランの民間人1300人超が死亡し、数千人が負傷したと報じている。また米兵6人の死亡が確認された。米中央軍は作戦開始から最初の1週間で3000以上の標的を攻撃したと発表し、「ペースを落とすつもりはない」と警告した。



