テクノロジー

2026.03.07 17:00

グーグル、Chromeのセキュリティアップデートを配信、重大なセキュリティ脆弱性3件に対応

Photo by Nikolas Kokovlis/NurPhoto via Getty Images

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グーグルは、世界で最も利用者の多いウェブブラウザー「Chrome」について、合計10件の新たなセキュリティ脆弱性を確認した。Chromeの利用者は約40億人に上る。悪いニュースは、このうち3件が重大と評価されており、利用者に対するリモート攻撃を可能にする点である。良いニュースは、Windows、Mac、Linuxの利用者向けセキュリティアップデートの配信がすでに始まっており、Chromeブラウザーは自動的に更新される点だ。

また、アップデート後は必ずブラウザーの再起動すること。そうしないと、せっかく更新しても有効にならない。タブを大量に開いたまま再起動を避けがちな人は特に注意だ。

Chromeの安定版リリースサイクルが、9月から2週間ごとに短縮される

グーグルは、2つの発表を新たに行った。1つ目はChromeの安定版リリースサイクルに関するもので、9月から4週間ごとではなく2週間ごとに短縮される。

グーグル、Chromeのセキュリティ脆弱性CVE-2026-3536、CVE-2026-3537、CVE-2026-3538を確認

2つ目の発表は、すでにそれよりはるかに高い頻度──実際には毎週──行われているセキュリティアップデートサイクルの一環だ。

今回のChromeブラウザーに関する最新のセキュリティ警告は、攻撃者に悪用される前に見つかった不具合を対象としている。10件のCVE(Common Vulnerabilities and Exposures:共通脆弱性識別子)のうち3件が、CVSS(Common Vulnerability Scoring System:共通脆弱性評価システム)で重大に分類されていることを考えれば、それは不幸中の幸いだ。

実際、このうち2件については、開示した研究者にグーグルから高額の報奨金が支払われた。グーグルのテクニカルプログラムマネージャーであるスリニバス・シスタは、その金額がそれぞれ3万3000ドル(約521万円)と3万2000ドル(約505万円)だと認めている

CVE-2026-3536:Chromeのグラフィックス層であるANGLEコンポーネントにおける整数オーバーフローだ

CVE-2026-3537:PowerVRコンポーネントにおけるオブジェクトのライフサイクル上の問題

CVE-2026-3538:Skiaグラフィックスエンジンコンポーネントにおける、別の整数オーバーフロー脆弱性だ

前述の通り、このセキュリティアップデートは現在配信中だ。Chromeブラウザーがこれらの脅威から保護されているかどうかは、次のバージョン番号を確認すれば分かる。

・Windows向け:145.0.7632.159/160

・Mac向け:145.0.7632.159/160

・Linux向け:145.0.7632.159

Chromeブラウザーのバージョンは、右上三点メニューの[ヘルプ]→[Google Chrome について]で確認できる。まだアップデートがインストールされていない場合は、この操作によって更新処理も始まる。繰り返すが、アップデート後は必ずブラウザーの再起動すること。

(forbes.com 原文)

翻訳=酒匂寛

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