Anthropic(アンソロピック)は、同社のチャットボット「Claude」への需要が急増し、この1週間に複数のサービス障害が起きたことを認めた。
推計400万人超がOpenAIのChatGPTを離れる
Anthropicは、OpenAIが米国防総省と物議を醸す契約を結んだことを受けて、ChatGPTを離れる人々の波の恩恵を受けている。同社は米国時間2月26日、自社のAIを市民の大規模監視や完全自動化された兵器システムに使うことを認めないと自社ブログで発表した。その翌日の2月27日、OpenAIは、自社のAIモデルを「あらゆる合法的な目的」に提供する契約で合意した。ただ、その後OpenAIは、米国市民の監視には使われないと強調した。
今週前半には、あるボイコット団体が、約150万人の利用者がChatGPTを離れると誓約したと推計していたが、その後この数字は400万人超に増えた(2026年3月8日現在)。
OpenAIが米国防総省との契約を発表した27日には、Claudeで一時障害が発生
Claudeは、新規利用者の流入による需要増に対応しきれず、この1週間に一連のサービス障害に見舞われた。
Claude.aiでは、2月27日に4時間を超える一部障害が起き、その翌日にもほぼ3時間の障害、さらに3月2日にもほぼ3時間の障害が発生した。3月3日には、これよりかなり短い48分間の障害が記録された。
サービスのステータスページによると、Claude platform(旧称console)、開発者向けAPI、Claude Codeでも同様の障害が出ている。
2月28日、米国のApp Store無料アプリランキングで首位に
Claudeは米国時間2月28日、米国のApp Store無料アプリランキングで首位に立ち、ChatGPTとGoogle Geminiを抜いて、最も多くダウンロードされた無料アプリとなった。Anthropicによると、この急激な需要増がサービスの不安定化を招いている。
同社は声明で次のように述べた。「この1週間、Claudeに対する需要は驚くほど高まっており、当社チームは、この直近の急増に対応できるよう、インフラをできる限り速く拡張するために全力を尽くしています。対応を進める間、皆さまのご理解に深く感謝しています」。



