ウォラック博士はまた、意識を自分の外に向けることも提案する。部屋の様子、音、飾りつけなどに注意を向ける。自由回答で答えられる質問をして、相手の話を聞くことに集中すれば、自分の反芻(はんすう)したくなる衝動も和らぐという。
飲み物を手に持っておくのも有効だ。自動的にアルコールを勧められにくくなる。もしその場で不安が急に高まったら、足裏で床を押す、冷たい水の入ったグラスを持つ、ゆっくり深呼吸をするなどして、自分を落ち着かせよう。
3. 心が落ち着く就寝前ルーティンをつくる
パシクは、「休む時間だ」と体に知らせるために、シンプルで一貫した就寝前のクールダウン習慣をつくることを勧める。温かいシャワーを浴びる、着心地のよいパジャマを着る、軽いストレッチをする、カモミールティーを飲む、本を読む。さらにパシクは「2つの声で書く」ジャーナリングの習慣も提案する。今いちばん大きく感じている「心配の声」から1行を書き、そして「落ち着いた声」から1行を書く。心配と現実に起きていることを切り分け、不安を減らすのが狙いだ。
フィクションを読むこと(特に心がほぐれる読書や、読み慣れた本)、クロスワードパズル、ガイド付き瞑想、塗り絵なども、不安な思考のループを断ち切り、注意を「いま」に戻すうえで特に役立つとウォラック博士は付け加える。
4. 人とのつながりを最優先する
ウッド博士は、たとえ短いメッセージや電話でも、家族や友人とつながる時間を確保することを勧める。趣味のクラブ、グループワークアウト、ボランティアなどを試して、新しい前向きなつながりをつくることもできる。
強い社会的つながりは、コルチゾール値を下げ、気分を改善し、感情面の対処や問題解決を支え、レジリエンスを高めることで、ストレスや不安に対する緩衝材として働く。


