MoMAデザインストアが「食料品店」を再解釈、NYとオンラインで営業中

MoMA Design Store, Soho. Courtesy of The Museum of Modern Art. Photograph by Eric Petschek.

MoMA Design Store, Soho. Courtesy of The Museum of Modern Art. Photograph by Eric Petschek.

ニューヨーク近代美術館(MoMA)のMoMAデザインストアが、さまざまな食品をデザインの対象物として再解釈した没入型のポップアップ・エキシビション、食料品店を再定義する「MoMA Mart」を開催中だ。

MoMAに展示されているアート作品やそれらを手がけたアーティストたちからインスピレーションを得たこのポップアップストアは、何世紀にも及ぶ伝統に深く根ざしたもの。アーティストたちは20世紀初めの近代美術において、食品を消費、アイデンティティ、文化といったテーマを探求するための題材としても、媒介物としても用いていた。

MoMAデザインストア・リテールのマーチャンダイジング・ディレクター、エマニュエル・プラットはこのポップアップについて、次のように説明している。

「MoMAマートは、食品が長年、アートとデザインにおいて果たしてきた役割、特にアーティストたちがありふれた食品の形状から、いかに文化や知覚、日常生活を探求してきたかということにインスパイアされています」

「食品は常に、文化的に強い力を持つものです。デザイナーたちは新鮮な、想像力豊かな方法で、それを取り入れています」

このポップアップで取り扱っているのは、一般的に食料品店で販売されているもの。ただ、ピクルスの瓶入りの靴下や食品をかたどったキャンドルなど、一見そうとはわからないような独創的なパッケージを採用した、創造性を前面に打ち出したものとなっている。

そして、それらが並ぶ店舗スペースには、MoMAデザインストアらしいユニークな発想で、ニューヨークの伝統的な食料雑貨店「ボデガ」のデザインが取り入れられている。

MoMAデザインストアが期間限定のこのポップアップショップを通じて目指すのは、アートとデザインにおける食品の魅力をたたえること。身近なものの形状が、ユーモアや想像力によって、あるいは意外な機能性を持たせることによって、いかに変化し得るものかということを際立たせている。

「MoMAマート」の特徴

MoMAマートで販売されているものの中には、雑貨・食器ブランドL’expressionist(エクスプレッショニスト)がMoMAストア限定で提供するトマト型のテーブルランプなどがある。

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編集=木内涼子

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