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2026.03.06 13:00

Apple Musicが「透明性タグ」を導入、AI生成の楽曲やアートワークを識別

Nikos Pekiaridis/NurPhoto via Getty Images

Nikos Pekiaridis/NurPhoto via Getty Images

Apple Musicは、楽曲やアートワークがAIを使用して作成された際、レコードレーベルやディストリビューターに対してその旨を明示するよう求める方針を固めた。SunoやUdioといったプラットフォームの台頭によりAI生成楽曲が急増している現状を受け、大手ストリーミングサービスとして「透明性」を高める狙いがある。

ビルボードが米国時間3月5日に報じたところによると、Apple Musicはレーベル各社に対し、プラットフォームにアップロードされるコンテンツの「大部分」がAIツールを使用して作成されている場合、「透明性タグ」を付けるよう求めた。

この透明性タグは、アルバムのアートワーク、楽曲、楽曲の構成(歌詞を含む)、ミュージックビデオの4つのカテゴリーで使用が義務付けられる。

ミュージック・ビジネス・ワールドワイドによれば、アップルはこの取り組みを「音楽業界がAIに関する思慮深いポリシーを策定するために必要なデータとツールを提供するための第一歩」と位置づけている。

同誌によれば、何をもってAI生成の楽曲やビジュアルとみなすかの判断は、各レーベルやディストリビューターに委ねられる。

スポティファイは2025年9月にAI生成音楽に関するポリシーを厳格化し、アーティストの同意なく声を模倣した楽曲の削除、スパム排除のための新フィルターの導入、クレジットでのAI使用の開示を決定した。同社はまた、過去1年間で7500万件のスパムトラックを削除したとも発表している。フランスのストリーミングサービスであるDeezerは2025年初頭にAI検出ツールを導入し、生成AIによるトラックを識別・タグ付けしている。Deezerはこのツールについて「悪質な業者が本物のアーティストから印税を盗むのを防ぐため」に開発したとしており、1月には、音楽ストリーミングにおける透明性を支援し、AI生成音楽による不正の動機を減らすために、このAI検出技術を外販することも発表した

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翻訳=江津拓哉

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