AI

2026.03.06 13:00

Apple Musicが「透明性タグ」を導入、AI生成の楽曲やアートワークを識別

Nikos Pekiaridis/NurPhoto via Getty Images

AI生成音楽はここ数カ月で爆発的に普及しており、2025年11月時点で24億5000万ドル(約3863億円)の評価額を記録したSunoや、Udioといった企業は、ユーザーが楽曲を生成できるAIツールを提供している。ビルボードによれば、Sunoでは毎日700万曲が生成されており、スポティファイが配信する全楽曲に匹敵する量の音楽をわずか2週間で生み出しているという。Suno共同創業者のマイキー・シュルマンは先週、リンクトインへの投稿で、有料会員数が200万人に達し、無料版を含めこれまでに1億人以上が同プラットフォームを利用したと明かした。

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また、Deezerには毎日6万曲以上のAI生成楽曲がアップロードされており、これは1年前の検出ツール導入時の6倍に相当する。現在、Deezerへのアップロードの39%をAI生成コンテンツが占めており、同社は2025年1月から2026年1月までの間に1340万曲をAI生成としてタグ付けした。

アーティストや一部のレーベルは、AI生成楽曲に対して反発を強めている。先週、複数のアーティスト権利団体が『Say No to Suno(スノにノーと言おう)』と呼ばれる反対キャンペーンを開始した。彼らは公開書簡の中で同社を「許可なく世界の文化的産物をスクレイピングしている」と非難し、同プラットフォームに「質の低いAI生成コンテンツ」が溢れかえることで、アーティストが受け取るロイヤリティが希釈されていると主張した。

SunoとUdioは主要なレコードレーベルすべてから、著作権で保護された素材をAIの学習に使用したとして提訴されている。ただし、ワーナー・ミュージック・グループが2025年11月にSunoとの訴訟を和解し、AIモデル開発に向けたパートナーシップを締結するなど、一部では和解の動きも見られ始めている。

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forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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