アップルは米国時間3月4日、MacBookの象徴的な体験を手頃な価格で提供すると謳う「MacBook Neo」を発表した(編注:日本での予約開始は本日、販売開始は3月11日)。これは、前世代から大幅な値上げとなった新型MacBook AirとMacBook Proを発表してからわずか1日後の出来事だ。
599ドル(日本価格は9万9800円から)という価格設定は、現行MacBook Airの最安モデルの価格である1099ドル(同18万4800円)を大幅に下回る。
MacBook Neoは、13インチ型のLiquid Retinaディスプレイ、Apple A18 Proチップ、最大16時間駆動可能なバッテリー、1080pのFaceTime HDカメラを搭載し、最小構成のストレージ容量は256GBとなっている。
アップルの発表によれば、MacBook Neoも「AI機能」を搭載するという。カラーバリエーションは、シルバー、ブラッシュ、シトラス、インディゴの4色展開だ。
また、MacBook Neoは学生・教職員向けには499ドル(同8万4800円から)で提供される。この価格はChromebookや大半のWindowsノートPCを下回るだけでなく、予算の限られた若年層に人気の「iPadとMagic Keyboardを組み合わせてノートPCのように使う」コストよりも安くなる。最もベーシックなモデルのiPadの学生価格は320ドルからであり、これに229ドルのキーボードを追加すると合計549ドルに達する。MacBook Neoを選択すれば、50ドルの節約になる計算だ。
アップルのリリースによれば、ウェブ閲覧などの日常的なタスクにおいて、MacBook Neoは最新のIntel Core Ultra 5を搭載した売れ筋のPCと比較して、ピーク時に50%高速なパフォーマンスを発揮する。
アップルは3日に新型MacBook AirとMac Book Proを発表した際、最上位のM5 Max搭載モデルを最大400ドル値上げした。下位モデルについても、昨年の値下げとは対照的に100ドルから200ドルの範囲で価格が引き上げられた。
アップルは価格改定の理由について明言を避けているが、ハイテク業界はAI需要の拡大に伴うメモリー不足と価格高騰に直面している。IDCによれば、ノートPCの製造コストの約15%から20%をメモリーが占めており、不足が長引けばアップルの上位モデルはさらに値上げされる可能性もある。今回のMacBook Neoの発表と同様に、アップルは新型のMacBook AirとMacBook Proにおいても、高速化された動画のAIアップスケーリングやテキスト予測などのAI機能を強調している。



