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2026.03.05 16:00

実年齢より何十歳も「若い脳を保つ」ための8つの習慣

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研究者自身が実施する、「スーパーエイジャー」になるための6つの習慣

フォトゥヒ博士は、「スーパーエイジャー」になる可能性を上げるために自身が日々実行している6つの習慣を教えてくれた。しかも博士によれば、これはわずか3カ月で誰でも達成できるという。

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1. 有酸素運動:博士は週あたり60~80マイル(約96~128km)自転車に乗る。継続的な有酸素運動は、脳への血流を増やし、記憶をつかさどる海馬の成長を促進する。

2. 抗炎症効果が大きい地中海式ダイエット:博士は、全粒穀物や野菜、脂肪分の少ないタンパク源、オリーブオイルや健康的な油分を取るように心がけている。反対に、脳の炎症を増大させる超加工食品や過剰な糖分、精白された炭水化物は避けているという。

3. オメガ3脂肪酸(DHAとEPA):これは、博士が日常的に推薦している唯一のサプリメントだ。オメガ3脂肪酸については、脳の構造や認知レジリエンスの向上につながるとする強力なエビデンスが存在する。他のサプリメントでは、そこまでの根拠がないものが大半だという。

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4. 新しいことを試して、常に認知能力を鍛える:博士は、妻と一緒に「数独」を解き、ダンスのレッスンを受け、旅行に出かけ、新たなスキルを学ぶことを習慣づけている。受け身の「脳トレ」ゲームには効果がなく、課題や新しく学ぶことに効果があるという。

5. 日常生活のなかで、「脳に摩擦を与える」「摩擦への耐性を最大化する」行動を、意識的に実行する:GPSをオフにし、計算機アプリを使わず、エレベーターの代わりに階段を使う。これらはどれも、リアルタイムの問題解決や、記憶の活用を促す行動だ。

6. 睡眠とストレス管理:博士は、コルチゾール値を抑えるために、質の高い睡眠とストレス軽減を最優先している。慢性的なストレスは、脳の記憶中枢にダメージを与えるからだ。

現代の「スーパーエイジャー」たち 

「今の50歳は昔の30歳」という格言を耳にしたことがあるはずだ。加齢に関する社会の認識は、もはや「時代遅れ」になっている。それは、科学の進歩に認識が追いついていないからだ。

今どきのスーパーエイジャーはより若く、健康になっていて、70代や80代になっても仕事を続け、約30年前にあたる1993年時点での同年代の人たちを上回る実績を上げている。年齢を重ねてから、最高の結果を出しているケースもあるほどだ。

体と認知能力の健康、筋力、歩く速さ、反応速度、発語の流暢さ、論理的思考や作業記憶に関して、30年前に同じ年齢だった人たちを大幅に上回っていることが、科学的研究に裏付けされたエビデンスによって明らかになっている。

全米2位の退職者向け金融サービス企業であるEmpower(エンパワー)の調査では、米国人の58%が、退職後も労働市場にとどまる計画を立てており、期限を設けずに働く選択肢も排除しないと回答している。回答者たちは、退職後も働く理由として、個人的な満足感を得るため(41%)、目的意識を維持するため(37%)、金銭的なニーズ(40%)を挙げている。

比較的若い世代の働き手は、退職計画に副業を組み込んでいる。スーパーエイジャーになれるような生活習慣を若いうちから身につけておけば、いざ退職する年齢になっても、きっとこれまでの世代より健康的で、活力に満ちあふれているはずだ。

forbes.com 原文

翻訳=長谷睦/ガリレオ

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