北米

2026.03.04 07:30

トランプ、イランと「永遠に」戦えると主張──兵器供給の懸念を「事実上無制限」と一蹴

Kyle Mazza/Anadolu via Getty Images

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ドナルド・トランプ大統領は米国時間3月2日夜、米国は「事実上無制限」の兵器供給により戦争を「永遠に」戦う能力があると述べた。米国とイスラエルによるイラン攻撃がより広範な地域紛争へと発展する恐れが高まる中、アナリストらが唱える米国の弾薬備蓄に対する懸念を一蹴した。

トランプはトゥルース・ソーシャルへの投稿の中で、「米国の弾薬備蓄は、中級および中上級グレードにおいて、これまでで最も高水準かつ最良の状態にある」と書き込んだ。

さらにトランプは、米国には「これらの兵器が事実上無制限に供給されている」と主張し、「​これらの備蓄だけで『永遠‌に』、そして⁠成功裏に戦争を遂行できる」と付け加えた。

また、最先端兵器については「十分な供給がある」としつつも、「我々が望む水準には達していない」と述べた。

トランプはその後、ジョー・バイデン前大統領を攻撃し、バイデンが「みずからの時間と我が国の資金のすべてを、ウクライナのゼレンスキーに与えることに費やした」と主張し、「それを穴埋めしようとしなかった」と非難した。

米軍の制服組トップが弾薬備蓄に関する問題を指摘

1日付のウォール・ストリート・ジャーナルは、米国がイランに対する作戦を計画する中、米軍の制服組トップが弾薬備蓄に関する問題を指摘していたと報じた。主な懸念は、イランが米軍が駐留する中東の近隣諸国に対して弾道ミサイルやドローンによる攻撃を波状的に行う中、それを防衛するうえで重要な防空迎撃ミサイルの備蓄にあるという。米軍の高高度防衛ミサイルシステム「THAAD」はイスラエルとヨルダンに配備されているが、同紙はTHAADで使用する迎撃ミサイルの備蓄をめぐり、国防総省内で懸念が強まっていると伝えた。軍はまた、パトリオットおよびスタンダードミサイル向けの迎撃ミサイルの在庫補充も進めている。後者は大気圏外の弾道ミサイルを迎撃する能力を持つ。

イランとの長期戦を想定しているのかは不明

戦争を「永遠に」戦えるとの発言を行ったトランプが、イランとの長期戦を想定しているのかは分からない。トランプは1日、複数の報道機関に対し、今回の軍事作戦は4週間から5週間続くとの見通しを示していた。その後2日には、より短期間で終わる可能性にも言及し、CNNに対して戦争があまり長引かないことを望むと述べ、「我々は予定よりやや前倒しで進んでいる」と主張した。同日遅く、ホワイトハウスで行われた名誉勲章授与式で演説した際にも彼は「4週間から5週間」という期間に触れつつ、「それよりもはるかに長く続ける能力がある」と付け加えた。ニューヨーク・ポストとのインタビューでは、イランに地上部隊を投入することについて「不安はない」としながらも、今回の作戦では「おそらく」必要にはならないとの見方を示した。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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