なりたくない理由は上司の姿にある
一般社員の側では、管理職になりたいと答えた割合はわずか18.1%。約6割がなりたくないと回答した。理由として挙がるのは責任の重さ、業務量の増加、ワーク・ライフ・バランスへの懸念といった定番の回答だ。

ただし、注目すべき関係がある。現在の直属の上司への満足度が高い一般社員ほど、管理職を前向きに捉える傾向が確認された。上司に満足している群では管理職になりたい割合が高く、そうでない群ではなりたくないとする割合が高かった。

管理職という役割そのものへの忌避ではなく、日常で目にしている上司の姿が志向を左右している可能性がある。
また、管理職への就任意向がある一般社員ほど、職場においてシェアド・リーダーシップ(メンバー一人ひとりが主体的に学び、互いに支え合う状態)が発現していると認識している割合が高かった。
管理職になりたい層とそうでない層の差が最も大きかった項目は、他のメンバーが新しいことを学ぶよう促しているという行動で、前者が30.0%、後者は14.7%だった。

持続可能な管理職は職場の質次第
管理職の継続と次世代への継承を考えるとき、焦点はしばしば管理職をどう鍛えるかに向かいやすい。しかしこの調査が示すのは、孤立させない仕組み、組織としての支援体制、そして一般社員がなりたいと思える環境づくりの重要性だ。続けたい管理職を支えるのも、なり手を育てるのも、職場という場の質にかかっているのではないだろうか。
【調査概要】
調査期間:2025年11月22〜24日
調査方法:インターネット調査
対象:従業員300名以上の企業に勤める22〜59歳の正社員354名(管理職188名・一般社員166名)
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