職場で受けるフィードバックは、多くの従業員にとって不満の原因となっている。Adobe(アドビ)による新たな調査では、入社間もない従業員の約4人に1人が受け取るフィードバックの質に満足しておらず、労働者の5人に3人が複数の人からの矛盾した指摘に悩まされていることが明らかになった。その影響は大きく深刻で、43%が質の低いフィードバックによってバーンアウト(燃え尽き)が引き起こされていると回答し、7人に1人がそのために転職活動を行っている。
問題は、成長ではなく防御的反応を引き起こす特定の言い回しによって生じることが多い。従業員が最も納得のいかない7つの文言と、より建設的な代替表現を以下に紹介する。
1. 「なぜ〜しなかったのか?」
逆効果である理由:この言い方は好奇心ではなく非難を示唆し、対話の機運を乏しくすることになりかねない。前進するためにどう改善できるかではなく、過去の失敗に焦点を当ててしまう。
代替表現:「ここでのあなたのアプローチに興味がある。どのように考えたのか教えてほしい」。防衛ではなく対話を促すこの姿勢は、以下のような動きにつながる。
・従業員の意思決定プロセスへの敬意を示す
・正直な内省を促す心理的安全性を生む
・会話を非難から成長へと転換する
2. 「修正して」
逆効果である理由:文脈がなければ、従業員は前進する代わりに、期待を推測するのに時間を浪費する。問題に細心の注意を払っていない、あるいは説明するのに相手の時間を尊重していないという印象を与える。
代替表現:「エグゼクティブサマリーはもっと簡潔にする必要がある。3つの主要ポイントに絞り、補足データは付録に移してほしい」。明確な指示を伴う具体的なフィードバックは次のような姿勢につながる。
・直接的かつ実用的であることで従業員の時間を尊重する
・即座に実行に移せる明確な道筋を示す
・問題について熟考し、改善に向けた具体的な構想を持っていることを示す
3. 曖昧な形容詞
逆効果である理由:一般的な形容詞は、何がうまくいき、何がうまくいかなかったかについて実用的な情報を提供しない。取り組みが「良い」「悪い」といった一般的な表現では、従業員は何を変えるべきか、あるいは何を反復すべきか分からない。
代替表現:「12枚目のスライドのデータ可視化により、傾向が一目で明らかになり、色分けすることで見る人は3つの製品ラインを瞬時に区別できる。改善が必要な箇所としては、冒頭の段落では見る人にとってこれがなぜ重要なのかが明確になっていない。解決すべき顧客の課題から始めることを検討してほしい」。具体的なフィードバックは以下のような状況につながる。
・卓越性の具体像を示すことで能力を育てる
・期待することや反復・改善すべき点に関する混乱をなくす
・従業員の仕事に真剣に向き合い、成長を気にかけていることを示す
4. 「これは良いけれど…」
逆効果である理由:「けれど」という接続詞がその前にある称賛を打ち消し、感情的な反動を生む。従業員は称賛の後に必ず批判が来ると身構えるようになり、やがて信頼が損なわれる。
代替表現:「リサーチ部分は徹底的で、よく整理されている。提案部分には具体的なタイムラインと責任感をもう少し加えよう」。前向きなフィードバックと建設的なフィードバックを分けることで、以下の効果が期待できる。
・従業員が称賛と改善すべき部分の両方を素直に受け止められる
・自信を築きながら意味のある前進を続けられる
・従業員の仕事を単に可・不可ではなく多面的にとらえていることを示す



