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2026.03.03 07:00

原油が急騰、株価先物は下落 イラン攻撃に市場が反応

Mohammed Hamoud/Getty Images

Mohammed Hamoud/Getty Images

米国とイスラエルによるイラン攻撃が継続し、さらにイラン側も米国と同盟関係にある主要な産油国の中東諸国に報復攻撃を行ったことで、市場は大きく動揺した。ドナルド・トランプ大統領は、この攻撃が最長で5週間続く可能性があると警告している。これを受け、米国時間3月2日の市場では世界の原油価格が急騰し、一方米国株の先物は大幅に下落した。

国際的な原油指標の北海ブレント原油先物は、2日早朝に1バレルあたり79ドル近くまで上昇した。先週末にあたる2月27日からは8%の上昇幅となり、過去12カ月の最高値をつけた。

米国の原油指標であるWTI原油先物も7.25%高の1バレルあたり約72ドルとなった。

米国株の指数先物は2日早朝の取引で下落した。S&P500先物は1.1%安の6814ポイントとなり、ダウ先物は27日の終値から1.14%下落して4万8443ドルをつけた。

ハイテク株中心のナスダック先物は最も大きな打撃を受け、1.5%安の2万4630.50ポイントとなった。

世界の主要株価市場も影響を受け、欧州のユーロ・ストックス50指数は1.43%安、ロンドン証券取引所のFTSE100指数も0.8%安となった。

アジアでは、日経平均株価が1.35%下落したほか、香港のハンセン指数は2.14%安、インドのSENSEXは1.3%安となった。

サウジアラビア国防省は2日、同国のラス・タヌラ製油所がドローンによる攻撃を受けたと発表したが、当局はそれを迎撃したとしている。AP通信は、攻撃後にラス・タヌラから濃い黒煙が立ち上る様子が確認されたと報じた。サウジアラビア国営通信はエネルギー省の当局者の話として、ラス・タヌラは周辺で迎撃された2機のドローンの破片により「限定的な被害」を受けたと伝えた。このため、ラス・タヌラは「予防的措置として」操業を停止している。

また、2日、マーシャル諸島船籍の石油タンカーが爆発物を搭載した無人ボート型ドローンによる攻撃を受け、少なくとも1人が死亡した。この攻撃は、オマーンの首都マスカット沖で発生した。オマーンの国営通信によると、死亡したのはインド国籍の乗組員であるという。無人攻撃ボートの爆発により、タンカー船で火災が起きた。

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翻訳=江津拓哉

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