デロン・ブラウンはPCL Constructionの米国事業担当プレジデント兼最高執行責任者(COO)である。
建設、救急医療、法曹といったプレッシャーの大きいキャリアは、挑戦を楽しみ、厳しい締め切りに動機づけられる人を惹きつけがちだ。だが、どれほど意欲的なチームであっても、レジリエンス(回復力)を欠いたまま圧力が長く続けば、燃え尽きにつながりうる。
どの仕事にも予期せぬ困難はある。新型コロナウイルスのパンデミックがもたらした広範な負担を思い出してほしい。スピードの速いキャリアで絶え間ない要求に対処している場合でも、将来の混乱に備えている場合でも、ここでは、プレッシャー下でも力を発揮するレジリエントなチームを築くうえで私が学んだことを共有したい。
チームはあなたの背中を見て動く
プレッシャーの高い状況では、あなた自身もチームと同じストレスを感じている可能性が高い。だからこそ、メンタルヘルスを優先し、ストレスを管理して、チームが必要とするリーダーとして立ち現れることが重要だ。
私自身は、強いプレッシャーがかかる状況にむしろ活力を得る。課題を引き受け、テンポの速いプロジェクトで力を発揮するのが好きだ。だが、ここで情緒的知性が問われる。誰もが同じマインドセットを共有しているわけではないからだ。チームがどう反応しているかに注意を払い、その場の空気を読み取る。必要に応じて支え、共感をもって導くことが大切である。
課題は一時的で、解決可能だとチームを安心させたい。問題を認めつつも落ち着いた前向きなトーンを保つことは、彼らの見方を切り替える助けになる。その困難な瞬間や課題はあくまで「ある時点」の出来事であり、同じ状況に置かれていない時間も必ず来るのだと、折に触れて思い出させることが重要である。人はあなたから合図を受け取る。落ち着いた佇まい、心からの笑顔、あるいは少しのユーモアが、その場の視点やエネルギーを変えうる。チームは「リーダーがストレスを感じていないなら、自分もそうでなくていいのかもしれない」と考えるだろう。
プレッシャーがかかる時こそ、その場にいる
混乱を生み出しておきながら、解決をチームに丸投げするリーダーもいる。だが、質問に答え、指針を示し、精神的な支えを提供するためにも、その場にいることが大切だ。こうした行動は実際に大きな違いを生む。厳しい局面で姿を消すことは避けたい。圧力鍋を想像してほしい。放置する時間が長いほど、破裂のリスクは高まる。
その場にいることの一部は、チームが「コントロールできること」に集中できるよう助けることでもある。プレッシャーの高い状況が常態化していると感じるなら、根本原因を探る。締め切りは非現実的ではないか。人員の不足が、メンバーに過度な負担を強いていないか。負担を軽減するために、対処できることに取り組もう。
チームが課題を乗り越えていく過程では、進捗を認め、重要な成果を祝うためにも、あなた自身がその場にいることを徹底したい。プレッシャーがかかっているときほど、承認と前進の実感は重要である。
コミュニケーションと明確な期待値がものを言う
マネジャーには、スタッフにストレス管理の仕方を教える責任がある。チームとして達成しようとしていることを、明確に示すことが重要だ。最近のプロジェクトで、私のチームは建設提案書の締め切りに追われていた。私は、真に重要なことに優先順位をつけることで、彼らが集中できるよう支援し、同時にすべてをやろうとして圧倒されないようにした。目標を説明するだけでは不十分だ。理解を確認する時間を取ろう。明確さはストレスを減らす。
レジリエントなチームづくりは、プレッシャーを自信をもって乗りこなすための道具を人に渡すことから始まる。明確な期待値を設定し、オープンなコミュニケーションの回路を保ち、困難な時期に完全にその場にいることで、ストレスに耐えるだけでなく、そこからより強くなれるチームの土台を築ける。
あなたのアプローチがチームのマインドセットを形づくることを忘れないでほしい。落ち着き、共感、そして課題に真正面から取り組む姿勢を示せば、チームも同様に行動するようになる。



