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2026.02.28 10:00

金と銀が上昇、米国とイランの核協議で合意の見通し立たず

Emmanuele Contini/NurPhoto via Getty Images

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米国時間2月27日、金と銀の価格は2月の最高値をつけ、1月下旬の急落からの回復の兆しを見せた。米国とイランの核協議で依然として合意の見通しが立っていないことが背景にある。

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金先物価格は1.3%高の約5260ドルとなった。一方、銀は米東部時間午後1時過ぎに7.6%高と急騰し、94.25ドルを突破した。

現物価格もこれに追随した。金は1%強上昇し、1月の下落前に記録した過去最高値に接近した。銀も7.2%の上昇となった。

銀価格はそれでも、1月に記録した約120ドルの過去最高値からは依然として大きく離れた位置にある。

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今回の貴金属相場の上昇は、米国とイランの核協議が合意に至らなかった翌日に起きた。ただし、両国は協議を延長することで意見が一致しており、ドナルド・トランプ大統領がイランに対する軍事攻撃を検討する中でも交渉は継続される見通しである。

米ドル指数が約0.2%安の97.64ドルとなり、2月中旬以降続く横ばい水準を維持したことも貴金属価格の上昇を招いた。

米・イラン核協議の進展状況

米政府高官の1人はアクシオスの取材に対し、イランとの核協議について「ポジティブだ」と答えた。報道によれば、仲介役を務めるオマーンのバドル・アル・ブサイディ外相は、協議は「大きな進展」を見せていると語ったという。アル・ブサイディは28日にワシントンでJ・D・バンス副大統領や他の米政府高官と会談しており、交渉は来週も継続される予定だ。

トランプは先日の一般教書演説の中で、イランは「合意を望んでいるが、『われわれは決して核兵器を保有しない』という秘密の言葉をまだ聞いていない」と述べている。

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翻訳=江津拓哉

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