AI

2026.03.01 14:00

AIの影響を最も受ける仕事、最も受けにくい仕事

BlackSalmon / Getty Images

一方、影響度が低い職種には次が含まれる。

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建設:影響度12%

整備士(メカニック):影響度17%

設置・修理:影響度20%

保安サービス(警察、警備員など):影響度20〜29%

対人ケア職(育児、介護など):影響度20〜29%

医療支援職:影響度29%

注意すべきは、コグニザントの影響度スコアが示しているのは、その職業のタスクのうちAIで自動化可能な割合だという点だ。ある職種の影響度が60%であれば、タスクの約60%が現在のAI能力で理論上は補助または自動化できることを意味する。その職業の60%が消滅するとか、従事する労働者の60%が置き換えられるという意味ではない。

ただし、企業がその職種に必要とする人数が減る可能性はある。また、AIの支援によって、その職種の人々が以前より良い仕事をできるようになる可能性もある。

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つまり、AIの適用範囲が雇用の喪失に直結するわけではない。ホジャットは、人間の文脈理解力と専門性が依然として欠かせないと強調した。

ホジャットは「人間は非常に文脈的な存在です。効果的な記憶力があり、それぞれの専門分野で深い知見と創造性を持っています。現在の最先端技術には、AIがすべてを処理することを妨げる根本的な限界があるのです」と述べた。

興味深いのは、大工や骨組み作業員といった建設業のように、完全に安全だと思われていた職業にもAIの影響が及び始めている点である。

ホジャットは「運輸業界では、影響度が2023年の6%から25%に上昇しました」と語った「建設業では4%から12%です。大きな跳ね上がりです」。

こうした身体を使う仕事へのAIの影響は、手作業そのものを置き換えるというよりも、検査、診断、計画策定、文書作成を強化する形で現れている。

逆に、プログラマーにはある程度安堵できる面もある。AIはコードを書けるが、すべてをつなぎ合わせることまではできない。また、バイブコーディング(AIに大まかな意図だけ伝えてコードを生成させる手法)を経験した人なら誰でも知っているように、AIが1発ですべてを正しく仕上げることはまずない。

興味深いことに、米国で今日AIが担い得る労働の価値が4.5兆ドル(約700兆円)だとすれば、世界全体への影響は15兆ドル(約2336兆7000億円)に迫ることになる。しかもこれは、AIの開発が現在の水準にある場合の話だ。周知のとおり、AIは立ち止まってはいない。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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