経営・戦略

2026.02.27 09:00

フォードがソフトウェア不具合で400万台の大規模リコール、Fシリーズなど主力車も対象

Ying Tang/NurPhoto via Getty Images

Ying Tang/NurPhoto via Getty Images

フォードは米国時間2月26日、ソフトウェアの不具合を理由に400万台超の車両をリコールすると発表した。この対象には主力販売車種であるFシリーズのピックアップトラックなども含まれる。米自動車規制当局は、この不具合が衝突リスクを高める可能性があるとしており、単一メーカーによるリコールとしては近年で最大級となる。

advertisement

運輸省道路交通安全局(NHTSA)への提出書類によると、今回のリコールは2021年から2026年モデルのF-250、F-150、エクスペディション、マーベリック、レンジャー、E-トランジット、リンカーンナビゲーターなど約430万台が対象だ。

提出書類によれば、これら車両にはソフトウェアの不具合があり、牽引中のトレーラーのテールライトや方向指示器が正常に作動しなくなる可能性がある。

フォードによると、対象車両の運転者には「トレーラーブレーキモジュールの故障」または「ブラインドスポットアシストシステムの故障」を示すポップアップメッセージが表示される場合があるという。同社は、この問題に関連する事故や負傷の報告は把握していないとしている。

advertisement

フォードは2025年10月にこの問題の最初の通知を受け、2月4日時点でこ不具合陥に関連する400件超の保証請求を受け取っている。

フォードは2026年5月から無線経由のソフトウェア更新を配信してこの不具合を修正する予定であるほか、運転者はフォードまたはリンカーンのディーラーに車両を持ち込めば無償で修理を受けることもできる。

フォードは2025年に153件のリコールを実施しており、米国において単一メーカーが1年間に実施したリコール件数としては過去最多となった。それらの対象は合計で約1290万台にのぼる。このリコール件数は、フォードの次に件数が多かった4社、すなわちクライスラーの53件、フォレスト・リバーの36件、ゼネラル・モーターズの28件、インターナショナル・モーターズの26件の合計を上回る。

200万台を超えるリコールはまれであり、近年では数回しか発生していない。テスラは2023年12月、オートパイロットシステムの不具合を理由に200万台超をリコールした。調査では、システム作動中に運転者が注意を払っているかどうか十分に検知できていなかったことが判明した。また同社は2024年2月、警告パネルの文字サイズが小さいことが衝突リスクを高める可能性があるとして、さらに200万台をリコールした。NHTSAがそのリスクを指摘した。

フォードは過去最多のリコール件数となった2025年、後方カメラの不具合により145万台のリコールを9月に実施している。これは後退時、「画面に何も表示されない、画面が歪む、または反転した画像になる」可能性があるという問題によるものだった。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事