
しかし、よく言われているように、看護の現場は過酷だ。看護師をやめたいと思うこともある。35パーセントは、業務量が多く心身的に限界を感じたときにそう思うと答えている。また、人間関係や患者対応のストレスなども原因にあげられている。

看護師という仕事を人に薦めたいかを尋ねると、60パーセントがそう思うと答えた。ただし、これから看護師を目指す人に伝えたいことを尋ねると、患者の心の支えになってほしいという温かい言葉と同時に、「職場選びは慎重に」、「メンタルが強くないと無理」との現実的な助言も聞かれた。
以上から察するに、もうダメだと潰れてしまうよりも、まだやりがいを感じて頑張っている人のほうが多いようにも見える。だが、それもぎりぎりのところで保たれている。言い換えれば、看護師たちの意欲と善意に依存している状態だ。
社会情勢は相変わらず不安定で、人手不足には歯止めがかからない。看護の現場はますます過酷になっていくことが予想される。待遇改善の手を打たなければ、早々に現体制は崩壊するだろう。


