リンクトインは先日、待望の2026年版『Skills on the Rise』を発表した。このレポートは、急速に進化する現代の労働市場で一歩先を行くためには何に投資すべきかを明らかにするものだ。
同レポートの中では複数のカテゴリーや業務分野にわたるスキルが紹介されている。ここ数年にわたって注目を集め、今後の働き方の進展とともに重要性を増しているAI関連のスキルについては、「AIエンジニアリングおよび実装」が第1位に位置づけられた。
今求められるスキルを把握することは、次のような多くの利点をもたらす。
・履歴書やリンクトインのスキル欄に何を記載すべきかが分かる
・求人応募書類をどのように整合させればよいか理解でき、企業が求める要件を踏まえて自分が適任であることを示せる
・どの分野のスキルを向上すべきかを描き、市場価値を高め、企業や顧客にとってより重要な存在になれる
・特定分野に特化することで、より高単価のコンサルティング案件やギグワークを獲得できる
リンクトインは次のように指摘している。「AIの導入が加速するにつれ、AIモデルやアプリケーションを構築、統合、運用するために必要な技術的専門知識を持つ人材の需要も拡大している。その専門性には、AIシステムを企業データと接続すること、プロンプトやチューニングによってモデル出力を調整すること、APIやインフラを用いてAIを実際の製品に組み込むことなどが含まれる」。
これらのスキルは年収10万ドル(約1600万円)超をもたらすものであり、対象となる職種には以下が含まれる。
・AIエンジニア
・機械学習エンジニア
・AIソフトウェア開発者
・データサイエンティスト
・プロンプトエンジニア
・フルスタックソフトウェアエンジニア
これらの職種の平均年収は10万ドル(約1600万円)から20万ドル(約3100万円)の範囲にあり、AIネイティブな組織ではさらに高い収入が見込める。
スタートアップ企業はAIスキルを持つエンジニアに対して高い賃金を提示しており、他のスタートアップから人材を引き抜く動きもみられる。これは、AIスキルを持つ人材が希少であり、彼らに対する需要が極めて高い、かつ過去最高水準にあることを示している。その結果として、そうした人材に対する報酬は非常に高くなる。
最も急成長するAIエンジニアリングスキル10選
リンクトインが集計したデータによれば、「AIエンジニアリングおよび実装」の分野で最も急成長するスキルは以下の通りである。
・データアノテーション
・FastAPI
・Google Gemini
・LangChain
・モデルトレーニングおよびファインチューニング
・OpenAI API
・プロンプトエンジニアリング
・検索拡張生成(RAG)
・ベクターデータベース
・XGBoost
OpenAI APIやGoogle Geminiのようなスキルは今回初めてレポートに登場した新顔であり、わずか数カ月のうちにこの分野がいかに急速に進化するかを示している。
「AIエンジニアリングおよび実装」スキルのトップ10を把握した今、次の当然の疑問は、「どのように学べばよいのか」である。



