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2026.02.26 09:30

エヌビディアが市場予想を上回る決算を発表、データセンター収益が過去最高に

Jonathan Raa/NurPhoto via Getty Images

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ここ数週間、AI市場における急速な進展や膨らむ投資額を受けて投資家が動揺する様子が見られる中、エヌビディアが米国時間2月25日に四半期決算を発表し、売上高が前年同期比73%増の681億ドル(約10.6兆円。1ドル=156円換算)だったことが分かった。

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エヌビディアの四半期売上高は681億ドル(約10.6兆円)、EPS(1株あたりの純利益)は1.62ドルで、ファクトセットがまとめた市場予想の661億ドル(約10.3兆円)、1.54ドルをそれぞれ大きく上回った。

通期の売上高は2159億ドル(約33.7兆円)、EPSは4.77ドルとなり、こちらも市場予想の2138億ドル(約33.4兆円)、4.69ドルをそれぞれ上回った。

第4四半期におけるデータセンター事業の売上高は、全体の91%超を占める623億ドル(約9.7兆円)と過去最高を記録し、前年から75%増加した。

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いわゆる「マグニフィセント・セブン」銘柄の中で、年初来で株価が上昇しているのはエヌビディアのみである。テスラ、マイクロソフト、アルファベット、メタ、アップル、アマゾンの株価はいずれも下落している。

マグニフィセント・セブンの中で最も遅いエヌビディアの決算は、AIに関する最新の情報となった。ここ数週間、ウォール街ではこの技術に対する懐疑的な見方が広がっていた。アルファベット、アマゾン、メタ、マイクロソフトは2026年に合計6100億ドル(約95.2兆円)を投資する見通しを示し、各社はAI製品に対する需要拡大をその理由に挙げた。中でもアマゾンは最大2000億ドル(約31.2兆円)の設備投資を見込んでいる。

ウェドブッシュ・セキュリティーズのアナリストは今週初め、今年の投資額の見通しは予想を上回るものだったと指摘した。また、カンター・フィッツジェラルドのエコノミストは先週、計算能力への需要が「飽くなき」ものではあるものの、AI投資に対する投資家の懸念は依然として残っていると述べた。

2月初めには、アンソロピックによる新たな動きも投資家を動揺させた。同社のAIチャットボット「Claude」に追加された新しいプラグインが世界のソフトウェア株を揺るがしたためである。エクイティ・アーマー・インベストメンツのルーク・ラーバリCEOはブルームバーグに対し、エヌビディアが示した今期の見通しに投資家が前向きに反応すれば、下落するAI関連株は上昇に転じるはずだと語った。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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