ロシア軍は表向きには自軍の通信体制は維持されていると主張しており、とくに戦術通信ネットワークが機能している点を強調している。それらのネットワークはスターリンクの遮断から直接の影響を受けていない可能性があるが、ウクライナ軍はドローンによってロシア軍の戦術通信端末をしらみつぶしに攻撃しているとみられ、戦術通信能力も低下させているもようだ。
Ukrainian FPV attacks on WiFi antennas are intensifying as the Russians scramble to replace communications and internet access after the disconnection of their Starlinks.
— Roy🇨🇦 (@GrandpaRoy2) February 19, 2026
Compilations such as this one are suddenly proliferating on Telegram.
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通信アプリのテレグラムでこのほど共有されたロシア軍のある砲兵の報告からも、通信能力が低下している影響で前線部隊と本部・司令部の連絡が疎遠になってきていることがうかがえる。
D-30榴弾砲を運用する砲兵中隊に所属するというこの砲兵によれば、自身の部隊は「前線からの平均距離」という基準を満たしていないとして前進命令を受けた。だが、実際には現在の陣地でも支援射撃任務を有効に実施できていた。部隊は新たな射撃陣地候補を探したものの、味方の部隊がすでに配置されていたり、ウクライナ側の火力影響下にあったりして、現実に展開できる地点は見つからなかったという。
上官からのこの命令は、戦場の現実ではなく抽象的な指標に基づいて出されたものだったようだ。こうした問題は、スターリンクの遮断後にロシア軍の本部・司令部の状況把握能力が低下したことと整合する。
ロシア軍の作戦における砲兵の重要性
ここ数カ月、ロシア軍はウクライナ東部および南部戦線全域の地上作戦の支援で、引き続き砲兵に大きく依存してきた。東部ドネツク州方面と南部ザポリージャ州方面で、ロシア軍は砲兵部隊による持続的な間接照準射撃でウクライナ側の防御線を弱体化させ、徐々に前進を図ろうとしてきた。火力の集中は突撃の条件を整える役割も果たしており、これも迅速な機動より火力を優先するドクトリンを反映している。
砲兵への依存は、前線で観測されるロシア軍の攻撃パターンにも表れている。X(旧ツイッター)で先ごろ共有された分析では、ロシア軍がスターリンクへのアクセスを失ったとされる前の2月第1週に撮影された降雪時の衛星画像を用い、雪面に残された砲弾の着弾痕を特定している。このデータセットはすべての砲撃を網羅しているわけではないものの、それでもおよそ1万2000カ所にのぼる最近の着弾地点を記録している。


