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2026.03.02 09:15

子育て世帯が後悔する間取りの罠 収納不足が最大のストレスになる理由

プレスリリースより

プレスリリースより

子どもが誕生した際、「この間取りで大丈夫だろうか」と考えたことがある人は多いのではないか。安全か、目が届くか、収納は足りるか。株式会社NEXERとながでんハウスは、これらの不安を明確にするために、子どもがいる全国の男女411名を対象に「子育てしやすい間取り」について調査した。

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【調査概要】
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2026年1月22日~1月31日
調査対象者:事前調査で「子どもがいる」と回答した全国の男女
有効回答:411サンプル

住まい選び、6割が「子育て視点を重視」

住まい選びの際に「子育ての視点を重視した」と答えたのは全体の約6割だった。

理由としてあがったのは、「安全面を第一に考えた」「子どもがのびのび育つ空間にしたかった」「家事をしながら子どもの様子が見える間取りにした」といった声だった。

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一方で「あまり重視できなかった」とする回答も一定数あった。その理由として「資金に余裕がなかった」「マンションや社宅で自由にできなかった」「転勤が多く長く住めるかわからなかった」という声が見受けられた。子育てを重視したい気持ちはあっても、現実には制約があることも確かだ。

「あったらよかった」は収納が最多

子育て中に「あったらよかった」と思う設備でもっとも多かったのは「収納の多さ・配置の工夫」だった。次いで「キッチンからリビングや子ども部屋を見渡せる配置」が続く。

リアルな声としては、「子どものものはどんどん増える」「収納が足りず散らかってストレスだった」「料理をしながら子どもを確認できると安心」といった回答があがっている。広さよりも、毎日の暮らしが回るかどうかが重視されていることがわかる。

収納への強いニーズは、単に物が多いからではない。子どもの成長とともに持ち物が変わり続けるため、「いま足りるか」もそうだが「これから増えても困らないか」が重要になっているとも読める。

3割が「間取りを変えたい」と思った

子どもの成長に応じて「間取りを変えたいと思ったことがある」と答えたのは約3割だった。

具体的には「一人部屋を用意してあげたいと思ったとき」「きょうだいで部屋を分けたくなったとき」「思春期に入りプライバシーが必要になったとき」といったタイミングが多い。幼いころは「目が届くこと」が安心だったが、子どもたちが成長すると「彼らの空間」が必要になるため、求められる間取りはここで大きく変わる。

つまり子育て住宅は、幼少期の安心だけを基準にすると後からズレが生じるということだ。家族の距離感は時間とともに変わるという前提で、住まいを考えることが必要となる。

「今ぴったり」より「あとから変えやすい」が大事

今回の調査が示したのは、子育て世帯が住まいに強い関心を持っているという事実だ。同時に成長によって暮らし方が変わることもはっきりしている。収納、見守り動線、個室化のニーズ。これらはすべて子どもの年齢によって意味が変わる。だからこそ子育て住宅は「いま最適な間取り」をつくることだけでは足りない。あとから部屋を分けられる、使い方を変えられる、家具で区切れるなど、暮らしに合わせて変えやすい設計が重要になる。

子育てとは常に変化の連続で、家族の在り方も流動的だ。住まい・空間もまたその変化に合わせて「動かせるもの」であるべきなのかもしれない。

引用元が「株式会社NEXERとながでんハウスによる調査」である旨の記載

プレスリリース

文=福島はるみ

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