キャリア・教育

2026.03.03 14:15

片山大臣の英語発音と、ビジネスシーンの「英語暗黙ルール」「匂わせの結論」NGとは?

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英語の「ローコンテクスト流」テクニック

英語の「ローコンテクスト流」テクニックを学ぶには、まず英語のメッセージや考えの伝達の組み立て方ー構成ーを知る必要がある。それは次の通りだ。

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1.背景

2.主張

3.本論

4.議論

5.結論

この構成は英語を使ったコミュニケーションを行う上での「暗黙のルール」であり「文化」でもある。またローコンテクスト流のコミュニケーション文化の骨格とも言える。英語の簡単な会話であっても、このようにメッセージや考えが伝えられることが期待される。日本語では空気を読む事が暗黙のルールであれば、英語ではこの構成を尊重する事が暗黙のルールの一つとなる。また(イレギュラーはあるが)、この構成の「順番」もルールの土台となっていることを予め伝えておこう。

また、この構成こそローコンテクスト流のメッセージや考えの伝達の骨格ともいえるので、仮に日本語を使ったとしても、行間が狭い、ストレートな表現となる。

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上記の構成を日本語を使って説明していこう。

1.背景:いやー、暑いね(今から話すことは「暑い状況」にいる上での話ね、と背景を整えている)。

2.主張:俺、アイスクリームが大好きなんだ。

3.本論:暑い時に頬張るアイスは体の熱を奪ってくれるよね。また甘さが体力を与えてくれるように感じる。さらにアイスクリームのくちどけも大好きなんだ。

4.議論:暑い中、汗をかいて少し疲れた時に、アイスクリームが美味しいと感じない人なんているのかな?

5.結論:あぁ、俺はアイスクリームが大好きだ。

分かりやすいようにアイスクリームをテーマにしたが、ローコンテクスト流の話し方、メッセージの伝え方はこのような構成となる。

読んでみてどう感じただろうか。この発言を行った人が「アイスクリームが大好きである」ことは間違いなく読み取れるだろう。「この人はアイスが嫌い」という誤解は生じないし、かといって「あぁ、この人は甘くて冷えているものであればなんでもいいんだろうな」と曲解されたりもしない。

このように、相手に誤解や認識のズレを生じさせる隙間を出来る限り埋め、自分の伝えたいメッセージや考えの輪郭をはっきりさせるのが「ローコンテクスト流」となる。

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文=松樹悠太朗 編集=石井節子

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