アジア

2026.02.25 10:56

インド富豪アンバニ、AI拡大へ1100億ドル投入 ギガワット級データセンター計画始動

AdobeStock

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アジア最大の富豪ムケシュ・アンバニが支配するリライアンス・インダストリーズは、AI拡大計画をいっそう推し進める。今後7年間でインド全土にデータセンターやその他のインフラ施設を建設するため、10兆ルピー(1100億ドル)を投じる方針だ。

インド最大の複合企業である同社は、ギガワット規模のデータセンター建設に加え、世界最大の人口を抱える同国全土でAIの普及を支えるための再生可能エネルギー開発も計画している。

ニューデリーで開催されたIndia AI Impact Summitで講演したアンバニは、リライアンス・インダストリーズがインド全土でAIを手頃なものにすることを目指すと述べた。「インドは知能を借りる余裕はない」と、同社の億万長者会長はスピーチで語った。「だからこそ、データのコストを下げたように、知能のコストも劇的に引き下げる」

アンバニによれば、現在のAIにおける最大の制約は人材不足ではなく、計算能力の希少性とその高コストだという。同グループが新設した部門であるJio Intelligenceは、インド西部グジャラート州のジャムナガルで、複数ギガワット規模のAI対応データセンターの建設を開始している。今年下半期には、まず120メガワットの容量が稼働する見込みだ。

データセンターの電力を賄うため、リライアンス・インダストリーズはグジャラート州と南東部のアンドラ・プラデシュ州にある太陽光発電所から最大10ギガワットの再生可能エネルギーを供給する。

アンバニは昨年8月、同グループがメタおよびグーグルと協力してインドでAIプラットフォームを開発すると発表した。インドはアジア地域で最も活況を呈するデータセンター市場の1つである。同じく億万長者のゴータム・アダニもAI投資を強化しており、2035年までにインド全土でデータセンター開発に1000億ドルを投じると表明している。

推定純資産1050億ドルのアンバニは、Forbes Asiaのインド富豪100人リストによると、同国で最も裕福な人物である。彼はエネルギー、石油化学、通信、小売、メディア、金融サービスなど多岐にわたる事業を展開するリライアンス・インダストリーズの会長を務めている。

forbes.com 原文

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