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2026.02.25 16:00

54%の学生が課題にAIを活用、挫折から立ち直る能力の低下も 米国

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教育関係者は批判的思考や調査能力の低下を警告、人間関係の希薄化の懸念も

教育関係者は、学校教育におけるAIの影響について警鐘を鳴らしている。非営利団体のセンター・フォー・デモクラシー・アンド・テクノロジー(CDT)が中学と高校の教員を対象に実施し、10月に公表した報告によれば、最大70%の教員がAIによって学生の批判的思考力や調査能力が損なわれることを懸念している。さらに同調査では、生徒、保護者、教員の半数が、授業でAIを使うことで教師とのつながりが弱まったと感じていると回答し、AIが有意義な人間関係の構築も阻害していることが示された。

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挫折から立ち直る能力の低下、AIとの恋愛関係

ブルッキングス研究所のセンター・フォー・ユニバーサル・エデュケーションによる研究も、AIが学生の認知発達、社会的学習、情緒的学習に深刻な脅威をもたらす可能性があると指摘し、特に挫折から立ち直る能力の低下を挙げている。また、CDTによる別の調査では、高校生の約20%が、自分または知人がAIと恋愛関係を持ったことがあると答え、約半数が、自分または知人がAIを伴侶的存在として利用したことがあると回答した。

別のピュー・リサーチ・センターによる調査では、25%の教員がAIがもたらす利益よりも害の方が大きいと考えていることが分かった。

85%の教員が職務に利用、約70%が指導方法の改善につながったとの回答

教員は学生によるAIの利用に懸念を示す一方で、自らもこの新しい技術を活用している。CDTの調査では、85%の教員が何らかの形で職務にAIを利用したと回答した。具体的には、カリキュラムや教材作成(69%)、生徒の参加促進(50%)、専門能力開発(48%)、採点(45%)などである。約70%の教員は、AIが自身の指導方法を改善したと感じており、さらに55%は、生徒と直接関わる時間を確保できるようになったと答えている。

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forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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