経営・戦略

2026.02.25 13:30

ワーナーがパラマウントの修正提案を検討中、具体的な提案内容は明らかにされず

Cheng Xin/Getty Images

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米国時間2月24日、パラマウント・スカイダンスとネットフリックスがワーナー・ブラザース・ディスカバリーの買収をめぐって競り合う中、ワーナーはパラマウントの修正買収案を検討していることを明らかにした。ただし、ワーナーはパラマウントが提示した最新の条件を公表しておらず、ネットフリックスとの買収契約は依然として有効であると説明している。

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ワーナーは24日午前の声明で、取締役会が法務および財務アドバイザーとともにパラマウントの提案を精査していると述べた。一方で、取締役会は引き続きネットフリックスとの買収契約を支持するよう勧告している。

修正されたパラマウントの提案内容は明らかではないが、ブルームバーグは23日、パラマウントが従来の1株あたり30ドルを超える買収金額を提示する見通しだと報じた。

ブルームバーグによれば、この新提案は、資金調達をめぐる懸念などワーナー側がこれまでに表明した懸念の一部にも対応しているという。

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今回の新提案は、ワーナーがネットフリックスの同意の上でパラマウントに与えた7日間の交渉期間を経て提出されたものである。これによってパラマウントは提案内容を改善する機会を得た。

ワーナーの取締役会がパラマウント案をネットフリックス案より優れていると判断した場合、ネットフリックスには4日間の対応期間が与えられ、対抗提案を行うか、あるいは手続きを辞退することになる。

パラマウントは以前、ワーナーのすべての事業を対象に1株あたり30ドルの買収金額を提示していた。一方、ネットフリックスとワーナーによる2025年12月の合意では、ネットフリックスが1株あたり27.75ドルでワーナーの映画スタジオ部門とHBO Maxを取得し、同時にワーナーのケーブルテレビ部門を別会社「ディスカバリー・グローバル」として分離する内容となっている。

パラマウントの修正買収案に対する、ネットフリックス側の反応

24日午前にワーナーがパラマウントの新提案を検討中であることを明かした後も、ネットフリックスはコメントを発表していない。ただし、両社が7日間の交渉期間を設けることで合意した後、ネットフリックスのテッド・サランドス共同CEOはバラエティに対し、「他社が過大な価格を支払うのであれば、我々は撤退してもよい」と語っている。ワーナー側はまだパラマウント案をネットフリックス案より優れていると判断しておらず、「そのプロセスを先取りすることはしない」とも述べている。

サランドスは22日の英国アカデミー賞に併せて実施されたデッドラインのインタビューの中で、パラマウントは「より良いディールを提示すべきだ」と述べ、同社が「作り話」をし、「市場シェアに関する誤情報を広めている」と非難した。さらに、同社の株主に「完全な明確さと確実性」を与えるためにパラマウントとの交渉再開を認めたと説明し、パラマウントが「大きな騒ぎを起こし、株主を混乱させている」とも批判した。

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翻訳=江津拓哉

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