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2026.02.28 17:00

あなたは成長志向か安定志向か? 変化への適応力を確かめるテスト

Shutterstock.com

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変化に適応する能力は現代社会において最も求められている資質の1つだ。だが心理学の研究では、変化への向き合い方に唯一の「正解」はないことが一貫して示されている。実際には、成長との関係性は複数の次元にまたがっており、それらが複雑に相互作用しながらあなたの成功の道筋を形づくっている。

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つまり、変化に対する適応力は「抵抗的」と「受容的」という両端を持つ単純な一本のスペクトラムではない。むしろ、それは比較的独立した3つの心理的次元から成り立っている。

1. 積極的に挑戦を求める前向きな姿勢

2. 行動の仕組みを再設計する傾向

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3. 批判的フィードバックを受け入れる姿勢

自分がどのパターンに当てはまるのかを理解することで、ある移行は楽に感じられ、また別の移行では過度な抵抗が生じる理由が驚くほど明確になる。自分の成長原型は『Growth Comfort Test』を受けることで知ることができる。しかしその前に、成長への適応力の背後にある科学を理解しておくといい。

成長への適応力を構成する3つの次元

1つめの次元は挑戦を求める行動であり、心理学でいう「接近的動機付け」や曖昧さへの耐性と関連している。専門誌『Perspectives on Psychological Science』に2019年に掲載された研究によると、マインドセットは挑戦志向やレジリエンスに影響を与える。特に、自分の能力を押し広げる状況を積極的に求める人は、追い込まれてから成長しようとする人よりも早くスキルを習得する。

だが、挑戦志向だけで適応力が決まるわけではない。2つめの次元は、行動の仕組みに対するメタ認知的な洗練度、すなわち日常生活の基盤をどれほど主体的に再設計するかに関わるものだ。これは習慣形成と環境設計に関する画期的な研究に基づいており、行動は動機、能力、そして引き金という3つの要因の産物であることが示されている。

3つめの次元であるフィードバック受容性は、成長の道筋が現実に即したままか、それとも自己完結的なループに陥るかを決める。専門誌『Review of General Psychology』に2020年に掲載された防衛機制に関する研究によると、防衛性は認知的不協和の観点から説明されることが多い。つまり、人は自分の信念と矛盾する情報に直面すると不快感を覚える。

これら3つの要素が組み合わさって変化に直面したときの適応力、すなわちあなたの「成長マインドセット」が形成される。フィードバックが脅威反応ではなく好奇心を引き起こすとき、それは内側からは見えにくい盲点を明らかにして成長を加速させる。

自分の資質は不変だと考える人(固定マインドセット)はフィードバックを自分のアイデンティティへの脅威として受け取る。たとえば「自分は生まれつき頭がいい」と信じている場合、批判的なフィードバックは実は思っているほど自分は賢くないという証拠のように感じられるかもしれない。

逆に、自分を「成長途中にある存在」ととらえる人(成長マインドセット)は、フィードバックをまだ見つけていない宝のありかを示す地図のように受け取る。この心理的な安心感があるからこそ、こうした人は防衛的になることなく好奇心をもって批判を処理し、困難な努力にも耐えることができる。

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翻訳=溝口慈子

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