2026.02.24 12:46

空港で「迷惑な人」にならないための5つの方法

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空港はかつてないほど混雑している。自分が占めるスペースを意識し、周囲の人が少しでも落ち着けるよう配慮したい。

今から10年ほど前、筆者はConde Nast Travelerに「飛行機で『あの迷惑な乗客』にならないための8つの方法」という記事を書いた。

今それを読み返すと、この10年で大きく変わっていないことがわかって興味深い。エコノミークラスの体験はいまだにひどく、乗客もまた無自覚な行動で互いの状況を悪化させ続けている。

しかし振り返ってみると、当時の記事に航空会社の責任を含めなかったことを後悔している。経験を積んだ今では、航空会社がつくり出す環境が、少なくとも一部は乗客の気分に影響し得ると考えるようになったからだ(たとえば、各座席にあらかじめ頭上収納のスペースが割り当てられていれば、ストレスの多くは軽減できるはずだ)。

同じことは、搭乗前の人間行動に空港の設計がどう作用するかにも言える。実際、空港設計には首をかしげたくなる点があり、別の記事で、見直せる変更点をいくつか取り上げたいと思っている。

今回は、空港での自分の振る舞いが、ほかの乗客にどう影響しているかに目を向けてもらいたい。一見ささいでも、1人の行動が、すでに混み合う空港をいっそう混沌と感じさせてしまうことは十分にある。

空港で「迷惑な人」にならないための5つの方法

空港で「あの迷惑な乗客」にならないために、次の助言を意識したい。

まっすぐ予測可能な動線で歩き、追い越すとき以外は右側をキープする

空港はかつてないほど混雑している。誇張ではない。10年、20年前に建てられた空港でさえ、いまの利用者数に対応しきれていないところがある。誰もが別々の方向へ向かう、忙しい場所だ。

流れを滑らかに保つために、自分の役割を果たしたい。車と同じで、1人が通行を塞いだり追い越し車線で遅く走ったりすれば、周囲の頭痛の種になる。ターミナルを歩くときは、自分が車を運転しているつもりでいるとよい。右側を歩き、見えないレーンの中に収まる。ふらついたり、日曜の公園散歩のように右へ左へと漂うように歩いたりしない。直線的に歩き、予測可能でいる必要がある。止まるときは、路肩に寄せる。つまり、通行の妨げにならない場所まで完全に退避し、流れが途切れないようにする。理屈では当たり前だが、ターミナルで人の動きを少し観察すれば、改善の余地が大きいことがわかるはずだ。

もうひとつ重要なのは、降機してボーディングブリッジ(ジェットブリッジ)を歩くとき、通路の真ん中を歩かないことだ。右肩を壁に近づけて右側を歩き、乗り継ぎを急ぐ人が左側からすり抜けられるようにする。特にゆっくり歩く人は、自分の体と荷物でボーディングブリッジ全体を塞がないこと。必要に応じて追い越せる余地を残しておきたい。

座る席だけを使い、荷物への気配りを忘れない

空港の座席は非常に限られている。設計をもっと工夫できる余地はある(先に触れた別稿で扱う予定だ)が、いまはこうなっている以上、できる範囲で配慮したい。荷物は床に置き、別の座席の上に置いたり座席を塞いだりしない。理想を言えば、荷物は自分の脚の間に収めるのがよい。

ここは努力したい。現状の設計は乗客に優しいとは言いがたく、こちらの責任ではない。それでも、席は「荷物のため」ではなく「人のため」に空けておき、座席の間の通路を荷物で塞がないようにするべきだ。

ヘッドホンを使う(常に)

基本的なマナーのはずだが、空港を通るたびに、音量を全開にして動画を見たりゲームをしたりしている人に出くわす。ヘッドホンを忘れたからといって、周囲の全員があなたのキャンディクラッシュ中毒に付き合わされる理由にはならない。ヘッドホンを使うか、無音か。以上だ。

搭乗ゲートの正面に立ち続けない

これも定番中の定番だ。どの便でも、呼び出しのかなり前から人が搭乗エリアを詰まらせる。そうする理由は、無知、不安、周囲への無関心、無頓着といったものが混ざり合った結果だろう。

長らく、この搭乗ゲート問題の例外はサウスウエスト航空の便だった。同社の搭乗ポリシーは、並ぶ場所について明確な指示があり、搭乗順も厳密に割り当てられていた。全員に搭乗グループがあるだけでなく、そのグループ内の番号まで決まっていたからだ。だが、同社が進める一連の変更により、その秩序立った仕組みは危うくなっている。サウスウエストの乗客も、近いうちに他の人たちと同じように苦労することになるかもしれない。

念のため説明しておくと、自分のグループが呼ばれる前に、搭乗レーンの真正面に立たないことだ。グループが呼ばれておらず、実際に搭乗する段階でもないのに、搭乗エリアに入ってはならない。自分のグループが呼ばれるまで、横に退く。しかも、かなり横に退く。呼び出しを聞いてから動けばよい。

電話は歩きながらする

ターミナルで向かいに座る人に、自己主張の強い会話を最初から最後まで聞かせる必要はない。これは音量を上げて動画を見るのと大差ない。電話をする必要があるなら、立ち上がって歩くべきだ。歩きながら話すほうが、周囲への妨げは少ない。ターミナル内の「通勤」の喧騒に溶け込みながら話せるからである。歩いているうちに、メインの通路脇にある、いったん退避して立ち止まれる場所が見つかることも多い。席に座ったまま話すより、はるかにましだ。人はあなたのエリアと会話の「そば」を通り過ぎられるのであって、そこに「閉じ込められる」わけではない。結果として、あなたはずっと迷惑になりにくい。

forbes.com 原文

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