Xbox、新CEO就任も抜本的改革は手遅れか──積み重なる課題の深刻度

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独占タイトル──これは、コアなXboxプレイヤーからの要望としておそらく最も多い。PlayStationやSwitchといった競合に対し、ファーストパーティのXboxゲームを発売初日から、あるいは一定期間後に「手放す」のをやめてほしいというものだ。数年そうしてきた後で、「やっぱりなしで」と方針転換する非常手段などあるのか。

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事実上、主要なファーストパーティXboxゲームはすでにクロスプラットフォームでの発売が既定路線になっており、まもなく『Starfield』の移植まで目にすることになる。最大級タイトルのひとつである『Call of Duty』をXboxに限定することは決してないだろう。『The Elder Scrolls VI』がいつ登場するにせよ、コンソール独占やGame Passの呼び水にするために、数千万本規模の売上を捨てるとは極めて考えにくい。それほどのことは不可能に近い。では、彼らは何を自分たちだけのものとして残すのか。『Halo 7』だけか。もはやこの方針へ大きく回帰できるとは思えない。

ゲーム──優れたゲームを無から生み出すことは単純にできない。Xboxにもいくつかのヒット作はあったが、Activision Blizzardのような超大型を含む数々の買収も、ファーストパーティの強力な布陣を築くには至っていない。これまで各スタジオが、わざと出来の悪いゲームや振るわないゲームを作ろうとしていたわけではない。では、どうすればより良く、より魅力的な作品を生み出せるのか。深刻な問題ではあるが、新CEOが来たからといってスイッチひとつで状況が変わるとは思いにくい。

Game Pass──現職および退任する幹部たちの4つの声明を読んで気づいた奇妙な点がある。「Game Pass」という言葉が出てきたのは1度だけだった。それも、フィル・スペンサーが、今回の一連の出来事を受けて突然辞任したXbox Presidentのサラ・ボンドの功績について語った部分だけだった。Xboxの未来について何千語も書き連ねながら、ほとんど触れないというのは少し奇妙に感じた。重要ではないという意味ではないが、違和感があった。しかもGame Passは、Microsoftが価格を一気に50%引き上げたばかりで、じわじわとサブスクリプション料金が上がり続ける時代にあっても、かなり驚くべき値上げだった。

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