動画を経由して商品が購入されると、クリエイターには実績に応じた成果報酬が支払われる。クリエイターが商品を販売するショップや、ECプラットフォームを提供する楽天と個別に契約を結ぶ必要はない。楽天市場のアフィリエイト プログラムの規定に基づく成果報酬から、クリエイターに対して報酬が支払われる。
アフィリエイトプログラムの詳報と、国内の著名クリエイターが本プログラムに寄せた反響について独自取材レポートが伝えている。
日本市場で成功するため楽天と築いた戦略的パートナーシップ
米国では2023年6月にアフィリエイト プログラムが開始された。その後、世界でも有数のEコマース市場規模を誇る日本市場にローンチするまで約2年8カ月を要した。背景にある理由をカッツ氏は次のように説く。
「日本のコンシューマのみなさんが求めるクオリティの基準はとても高いレベルにあります。日本の市場に投じても恥ずかしくないほどに、アフィリエイト プログラムの体験レベルを高めるための時間をいただきました」
カッツ氏が語る「レベルアップ」を達成するためには、楽天市場とのパートナーシップを実現することが不可欠だった。楽天市場には5万を超える出店店舗が膨大な数の商品を並べている。さらに日本国内の多くのユーザーが楽天IDを所有しており、その数は1億を超える規模になる。楽天市場と組むことによって、YouTubeの視聴者が「クリエイターが紹介するコンテンツを経て、ほしい商品がすぐに買えるシームレスな体験」が形を成す。
カッツ氏は今回の提携がYouTubeのクリエイターと視聴者、そして楽天市場の各店舗の3者に等しく利益をもたらす「Win-Win-Win(=三方良し)」のエコシステムになると表現した。
なお、アフィリエイト プログラムは先行する米国市場でも伸び盛りを迎えている。プログラムに加盟する店舗は大小規模もさまざまな3000軒を超えているという。マニアックなアイテムが見つかる専門店の加盟なども順調に拡大しているようだ。2025年第2四半期におけるGMV(Gross Merchandise Volume=流通取引総額)の伸び率は、前年比で5倍に到達したと、カッツ氏は語る。


