2026.02.23 15:04

カナダ人の62%が米国旅行を回避、欧州・国内へシフト鮮明に

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カナダ人旅行者にとって、米国はもはやかつてのような週末(あるいはそれ以上)の気軽な旅行先ではなくなった。カナダ統計局の新たなデータによると、カナダ人の海外旅行全体が11%強増加したにもかかわらず、カナダから米国への旅行は減少を続けている。この対照的な動きは、カナダ人が旅行への意欲を維持しつつも、意図的に米国以外の目的地を選択している可能性を示している。

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フライトセンター・カナダが委託し、YouGovが実施した最新の調査データは、この減速が今年も続く可能性を示唆している。全国調査によると、カナダ人の62%が2026年に米国を訪れる可能性が昨年と比べて低くなったと回答している。

「過去1年間、カナダの旅行支出が再分配される様子を目の当たりにしてきた」と、フライトセンター・トラベルグループ・カナダのマネージングディレクター、クリス・ライネスは語る。「米国旅行は減速する一方で、他の海外目的地への渡航や国内旅行への関心が高まっている。この傾向が続けば、カナダの旅行支出の流れが恒久的に変化する可能性がある」

旅行動向の変化の背景にある理由はさまざまだが、全体的にはおおむね一貫している。多くのカナダ人が国境の南側における政治的・文化的な空気への懸念を挙げ、別の人々は入国審査や渡航制限に対する不満を示した。また、一部のカナダ人は、米国への旅行にかかる全体的な費用(為替レートを含む)が意思決定に影響したと述べている。

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とはいえ、カナダ人が自宅にとどまっているわけではない。カナダ国内の観光は活況を呈しており、多くのカナダ人旅行者が地元経済の支援を意識している。

欧州もカナダ人旅行者の増加が顕著で、カナダ人の4人に1人が欧州諸国を2026年の海外旅行の第一候補に挙げている。特にクロアチアとイタリアへの関心が高まっており、夏の気候を待たずに通年で旅行を予約する動きが見られる。

forbes.com 原文

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